NTT:10-12月期純利益0.7%減、営業はドコモ要因で増加

国内通信最大手NTTの第3四半期 (2009年10-12月)連結純利益は、前年同期比0.7%減の1368億円だ った。固定部門を手掛ける全額出資会社NTT東日本の純利益が前年同 期に不動産売却益があった反動で落ち込んだ。

5日発表の決算短信によると、売上高は同1.6%減の2兆5276億 円だった。一方、営業利益は同12%増の3013億円。携帯子会社NTT ドコモが前年同期に、第2世代サービス終了に向けて関連資産の前倒し 償却を行った反動から大幅増益となったことなどが寄与した。

通期(10年3月期)業績予想は据え置いた。純利益が前期比15% 減の4600億円、売上高が同2.4%減の10兆1700億円、営業利益は同 横ばいの1兆1100億円。ブルームバーグ・データによるアナリスト予 想の中央値は、純利益4650億円、売上高10兆1857億円、営業利益1 兆1180億円と、会社予想にほぼ沿っている。

会見した三浦惺NTT社長は通期営業利益の会社予想1兆1100億 円を確保するのは「かなり厳しい」と話した。4-12月期の営業利益 は同6.5%の9481億円にとどまっている。同時期のドコモの営業利益 が携帯電話の割賦販売による利益押し上げ効果一巡で6%減だったこ とが響いた。三浦氏はただ、固定部門のNTT東西の営業利益が「計画 を上回ってくれると思っている」とも述べ、達成への期待感を示した。

光ファイバーサービスの通期獲得計画も250万件で変更しなかっ た。昨年4-12月実績は165万件と同11%減で、達成には1-3月で 前年同期の1.7倍の86万件を獲得する必要がある。

三菱UFJ証券の森行真司アナリストは「将来の収益源である光フ ァイバーの顧客獲得が鈍っているのは懸念材料」と指摘した。ただ、N TT東西の昨年10-12月期業績自体については「足元のコスト削減で グリップが効いていることは評価できる」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE