新興市場株ファンド:24週ぶり大規模な資金流出、景気懸念-EPFR

新興市場株式ファンドから1週間で 16億ドル(約1430億円)の資金が流出したことが、調査会社EPF Rグローバルのデータで分かった。同社によれば、これは過去24週間 で最大。企業業績やギリシャ債の問題が重しとなり、世界経済の回復 が阻害される恐れがあるとの懸念が高まったという。

EPFRの発表資料によれば、3日終了週に、世界の新興市場株 を対象にしたファンドからは約10億ドルの資金が流出した。これは過 去1年余りで最大。また日本を除くアジア株ファンドからは5億1600 万ドルが流出した。また中南米ファンドからも資金が流出。一方で、 欧州とアフリカ、中東の株式を対象としたファンドには「緩やかな」 純流入が見られた。

MSCI新興市場指数は香港時間午前9時4分(日本時間同10 時4分)現在、前日比1%安の916.86と、昨年11月3日以来の安値 となっている。先週の米新規失業保険申請件数が市場予想に反して増 加したことや、米マスターカードなど複数の企業決算がアナリスト予 想を下回ったことを受け、4日には世界中で株価が下落した。ギリシ ャの財政赤字問題も懸念材料。

MSCI新興市場指数は、1月11日に付けた今年の高値から10% 余り値下がりし調整局面入りした。中国やブラジルなどの中央銀行が インフレ抑制のために利上げを開始するとの観測が背景にある。昨年 は年間75%上昇していた。

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