東レ:10-12月期営業利益は14%増-繊維の減収幅が縮小

合繊メーカー最大手、東レの2009年 10-12月期連結決算は、営業利益が前年同期比14%増加した。売上高 の減少幅が縮小しているうえ、販売管理費の抑制が奏功した。主要事業 の減産幅も縮小しつつあり在庫調整も収束に向かっているという。

東証で5日開示した決算短信によると、09年10-12月期の連結売 上高は前年同期比1.7%減の3619億円、営業利益は147億円だった。繊 維事業のうち産業用途が自動車用途を中心に需要の回復途上にあるな ど、全体として回復基調をたどっている。

7-9月期との比較でも10-12月期は繊維、プラスチック、情報 通信材料などで営業利益が増加、不振の炭素繊維でも赤字拡大が止まっ た。会見した内田章常務によると、自動車や家電産業などの回復に伴い 関連各事業の減産幅も縮小。2008年度上期を10割とした場合、主力の 繊維は1割減産(10-12月は3割減産)まで縮小し、樹脂部門は既に 10-12月から減産率ゼロだという。

同社では期初に3200億円だった棚卸資産を今年度末までに3000億 円に減らす計画だったが、既に前倒しで昨年12月末に2932億円まで圧 縮。3月末には2800億円台を目指すという。これに伴い炭素繊維は5 割の減産を継続中。

通期の連結純損益は2日に発表した100億円の赤字予想で据え置い た。繊維、プラスチック、情報通信材料の各事業の売り上げが期初計画 を上回る。ただ、本業以外で関連会社の減損処理があり純損益は赤字に なる。

4-12月期の連結純損益は194億円の赤字になった。前年同期は 55億円の黒字。上期までの繊維事業や炭素繊維複合材料事業などの不振 が響いた。売上高は前年同期比16%減の9798億円、営業利益は同53% 減の202億円だった。

-- Editor:Tetsuki Murotani Kenshiro Okimoto

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