日銀副総裁:日銀券ルール廃止を否定、市場にかく乱的な影響

日本銀行の山口広秀副総裁は5日 午前の衆院予算委員会で、日銀が国債の保有残高を日銀券の発行残高 以下に抑える「銀行券ルール」を廃止することは、中央銀行が財政資 金を融通するものと誤解される恐れがあり、市場がかく乱する可能性 が高いと述べ、否定する考えを強調した。民主党の池田元久氏への答 弁。

山口副総裁は、日銀券ルールは「単に内部のルールとして決めて いることだけではない」と指摘した上で、日銀が「国債を買うのは、 どういう考えにのっとりやっているのかを明確にすることが市場の安 定化を促す上で大事だという判断に基づくものだ」と説明した。

さらに、「日本銀行の長期国債の買い入れが、財政面に対するわれ われのファイナンスだという誤解を呼び起こした場合、これはこれで 金融資本市場に対し、かく乱的な影響を与える可能性が高い」との認 識を示した。「そうした誤解を与えない観点に立ったもので、決して わたしたちの庭先をきれいにするルールではない」と言明した。

デフレ克服について山口副総裁は、供給が需要を上回る需給ギャ ップを解消することと、人々の物価の見方を下振れさせないという 「この2つが重要だ」と述べた。日銀は昨年12月に決めた資金供給の 拡大措置に加え、「消費者物価が前年比プラスの状態を実現すること が大事だということを鮮明にすることによって、人々の物価に対する 見方を安定させる措置を講じたところだ」と説明した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE