東邦H株が続伸、調剤薬局順調で業績予想を増額-さらなる上振れも

医薬品卸業4位の東邦薬品の株価が 一時、前日比2.5%高の1255円と4日続伸。主力の医薬品卸業の収益 性が大きく改善しているうえ、調剤薬局事業も拡大している。4日付で 今期(2010年3月期)業績予想を増額修正したことが好感された。

修正後の業績見通しは、連結売上高が前期比17%増の9800億円、 営業利益が同2.5倍の75億円。前回予想と比較すると、売上高で100 億円(1%)、営業益で15億円(25%)の上乗せとなる。高齢化を背 景に生活習慣病領域の医療用医薬品やインフルエンザ関連医薬品の販売 が伸びたほか、子会社化などでグループ規模を拡大する調剤薬局事業も 順調に拡大した。

三菱UFJ証券の中沢安弘シニアアナリストは「第2四半期(7- 9月)以降、会社計画を上振れて推移していたが、ここまでの上振れは 考えなかった」と述べ、ややポジティブサプライズだったとしている。 同氏は修正後の数値について、「保守的な予想でさらなる上振れもあり 得る」とみている。

10年4月の薬価改定を控え、医療機関が3月に医薬品の購入を抑 え、薬価引き下げ後に購入に動くとの観測が業界内で広がっている。東 邦H広報IRグループの平野孝穂氏は「数十億円規模の買い控えがある と織り込んだ」と説明、通期業績予想はかなり慎重に見積もったと話し ていた。

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