元JPモルガン小瀬澤氏、海外投資家向けの中小型株ファンド助言へ

JPモルガン出身の小瀬澤央氏率い るJFlagインベストメントは、日本株に投資する海外投資家向け新 ファンドへの運用助言サービスを4月にも始める。割安のままとなって いる中小型株などに焦点を当てた投資戦略を助言する。

同社のシンプレクス・JFlagアブソリュート・リターン・ファ ンドの運用収益は2009年7月から10年1月まででプラス8.5%と同期間 のジャスダック指数を倍近く上回った。現在の運用額は10億円。大型株 をショート(売り持ち)しながら、時価総額300億円以下の中小型株を 中心に運用している。

小瀬澤社長(45)によると、今後、新たに運用助言を始める海外投 資家向けファンドにも同様の戦略を適用する方針。「流動性が低下して 割安に放置された中小型株を逆張りする戦略」という。ファンド規模は 2ファンド合計で最大100億円を目指すとしている。

運用方針として小瀬澤氏は、投資テーマは設定せず売り上げや利益 が伸びている企業の株式に投資する考えだ。過去の運用では太陽光発電 装置の設置を手掛けるウエストホールディングス株やJPホールディン グス株のロングが運用収益に寄与。ショートでは昨夏以降の野村ホール ディングスやNECなどの大型増資銘柄への投資が功を奏したという。

小瀬澤氏は09年5月までJPモルガン・アセット・マネジメントで 中小型株を中心に株式運用を担当。それ以前の新光投信時代では1年間 に1万円の元本を上回る配当を出した。リーマンショック後に独立して 自ら助言会社を設立したのも逆張りの発想とし、「株安で資金集めは苦 労するだろうが、運用結果を出すにはチャンス」と語った。

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