米財務長官:投資ファンド経営陣への課税拡大目指し「戦う」構え

ガイトナー米財務長官は4日、プ ライベートエクイティ(PE、未公開株)投資ファンドやヘッジフ ァンドの経営陣に対して「キャリード・インタレスト」税を実施す ることを議会に呼び掛けると表明した。立法化されれば、経営陣が 受け取るキャリード・インタレストと呼ばれる投資成功報酬への課 税は現行の2倍余りの水準になる可能性がある。

ガイトナー長官は上院予算委員会で証言し、英国にも同様の措 置の実施を促す方針を示した。この措置では、経営陣の所得のより 多くの部分が、税率が低いキャピタルゲイン(値上がり益)ではな く、通常の給与として課税されることになる。

同長官は税法が米国の所得格差拡大に影響してきていると指摘 し、「バランスと公平さ」の回復を後押しすると表明した。キャリ ード・インタレスト税はオバマ政権の2011会計年度(10年10月 -11年9月)予算に盛り込まれており、10年間で240億ドル(約 2兆1500億円)の歳入を見込んでいる。

長官は「この措置は多額の歳入をもたらすものではないが、良 い経済政策だ」と語り、経営陣の税率を消防士より低くすべきでは ないと付け加えた。また「個人的にこの課税を非常に支持しており、 成立に向け戦っていく」と強調した。

今回の提案は、PE投資会社や一部のヘッジファンド、他の投 資会社の経営陣が得たキャリード・インタレストに対し、通常の所 得税率を課そうとするものだ。現在は、所得税の最高税率である 35%ではなく、キャピタルゲイン税の15%が適用されている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE