【個別銘柄】パナソニク、キリンH、カシオ、ケーヒン、アシックス

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材料銘柄の終値は以下の通り。

パナソニック(6752):前週末比5.3%安の1318円と大幅に3日 続落。固定費削減と昨年末に子会社化した三洋電機(6764)の連結化 に伴い、2010年3月期の連結営業利益予想を1200億円から前期比2.1 倍の1500億円に上方修正したが、ブルームバーグ・データにあるアナ リスト8人の予想中央値(1631億円)には届かなかった。バークレイ ズ証券では、第3四半期決算は強弱材料が混在、株価は短期的に妥当 圏で、テレビの収益性改革策を待ちたいなどとし、判断「イコールウ エート」を維持した。

キリンホールディングス(2503)7.4%安の1337円。この日昼休 み中、サントリーホールディングスとの経営統合交渉を打ち切ったと 発表。統合新会社についての独立性や透明性について認識の相違があ ったため、としている。スケールメリットを生かした成長期待が強か っただけに、両社の統合交渉中止を受けて失望売りが膨らんだ。

カシオ計算機(6952):5.3%安の625円。携帯電話の売り上げ減 少、海外向け製品の投入遅延などで収益性が低下し、10年3月期の連 結純損失は220億円と、従来予想の70億円から赤字幅が拡大する見込 みになった。

ヤマハ発動機(7272):4.5%安の1198円。前期(09年12月期) の連結純損益は2162億円の赤字となったもようで、従来予想に比べ赤 字幅が342億円拡大する。800人の希望退職者募集にかかわる追加費 用が発生するほか、固定資産の減損処理などで計1037億円の特別損失 を計上するため。前の期は19億円の黒字だった。

セガサミーホールディングス(6460):5%高の1059円と急反発。 同社が5日発表した4-12月期の連結純損益は169億円の黒字となっ た。前年同期は108億円の赤字。パチンコ、パチスロ遊技機の販売が ともに堅調だったほか、コスト低減などで利益率も改善した。

IHI(7013):5.8%高の145円。10年3月期の連結営業利益予 想を従来予想比で50億円増額し、340億円とした。エネルギー・プラ ント事業が堅調に推移しているため。ゴールドマン・サックス証券は 5日、同社株の投資判断「買い」を継続している。

アシックス(7936):8.4%安の805円。国内外でスポーツシュー ズなどの売り上げが振るわなかったほか、為替差損も膨らみ、09年4 -12月の連結純利益は前年同期比42%減の56億2800万円だった。

サカタインクス(4633):5.3%高の397円。同社が8日午後1時 に公表した今期(10年3月期)修正業績予想によると、連結営業利益 は前期比4.5倍の34億円になる見込み。海外を中心に売り上げが伸び ている上、コスト削減で収益性も向上、前回予想から8億円の増額修 正となった。

DIC(4631):4.5%高の164円。日本バイリーン(3514)の自 己株式公開買付けに応募したことによる株式売却益を計上したほか、 コスト削減、品目構成の改善効果もあり、今期(10年3月期)の連結 営業利益は従来予想を60億円上回り、前期比2.5%増の260億円を見 込むと、午後2時半に発表。一転して増益見通しとなったことが評価 され、取引終盤に値を切り上げた。

不二製油(2607):3.7%高の1342円。アジア市場が予想以上に好 調なことから、10年3月期業績予想を上方修正した。クレディ・スイ ス証券は5日付で、不二油の投資判断を「中立」から「アウトパフォ ーム」に、目標株価を1450円から1580円にそれぞれ引き上げた。

日成ビルド工業(1916):12%高の57円。原価低減や経費削減効 果で、10年3月期の単独営業損益は従来予想を1億円上回り、4億円 の黒字になりそうと5日発表。前期実績は1億7500万円の赤字だった。

パイオニア(6773):1.9%高の382円。三菱電機(6503)と資本 提携すると、6日付の日本経済新聞朝刊が報道。09年度内にも三菱電 がパイオニアに20億-30億円出資するのを機に、財務基盤とともに 技術力を強化し、主力のカーナビ事業などの収益力を高めるという。 また同紙によると、パイオニアの09年10-12月期の連結営業損益は 2億-3億円程度の黒字(前年同期は113億円の赤字)になったもよ う。

ケーヒン(7251):8.1%高の1500円と急反発。アジアで二輪や四 輪車向けの電子部品が好調で、10年3月期の連結最終損益予想を36 億円の黒字に上方修正した。従来予想は13億円の赤字、前期は56億 円の赤字だった。

日本光電(6849):13%高の1585円と急反発。勤務医の優遇政策 で病院の設備投資の改善が予想される上、欧米でも緩やかな改善が見 込まれるとして、野村証券では5日、投資判断を「2(中立)」から「1 (買い)」に引き上げた。日本光電は医用電子機器を手掛ける。

ソフトブレーン(4779):14%安の5160円で、東証1部の値下が り率1位。IT(情報技術)投資の抑制傾向が響き、今期(10年12 月期)の連結純利益は前期比55%減の1億4000万円を見込むと5日 に発表した。前期に黒字転換しただけに、収益改善モメンタム(勢い) の落ち込みを失望した売りが膨らんだ。

宮地エンジニアリンググループ(3431):ストップ高(値幅制限の 上限)となる30円(37%)高の111円で、東証1部の値上がり率1位。 橋梁事業を中心に原価削減を進めたほか、設計変更による契約金額の 増額もあり利益率が改善、10年3月期の連結経常利益が従来予想の2 倍となる前期比29%増の18億円になる見通しと、5日発表した。

ヨロズ(7294):2%高の1183円。生産拠点集約化などによるコ スト削減効果を理由に、今期(2010年3月期)業績予想を上方修正し た。連結純利益は14億7000万円と、従来計画を8億3000万円上回る 見通し。前期実績は31億9400万円。

タムロン(7740):20%高の1210円と急反発。今期(10年12月 期)の連結営業利益計画を前期比倍増の46億円と、5日発表した。デ ジタル一眼レフカメラ市場は海外を中心に堅調に推移すると見込み、 コスト削減で収益力向上を図る。

東洋製缶(5901):4.4%高の1367円。飲料容器や鋼板販売が好調 で、10年3月期の連結純利益が従来予想比倍増の70億円(前期実績 は89億円の赤字)になる見通しと5日発表した。

富士機工(7260):10%高の205円。4日午後、10年3月期の連 結営業利益予想を従来予想比2.3倍の23億円に増額修正して以降、業 績改善を評価した買いが継続。この日までの3営業日で株価は2倍に 上昇した。

GCAサヴィアングループ(2174):11%安の8万9700円と大幅 続落。M&A(企業の合併・買収)アドバイザリー案件の進ちょく遅 れが響き、09年12月期の連結純損益が4億6700万円の赤字に陥った もようと発表。年間配当も無配(従来予想は1020円)にするとしたた め、売りが膨らんだ。

いすゞ自動車(7202):2.6%高の200円。海外のトラック、ピッ クアップトラック市場が想定より回復、ローコスト運営の定着もあり、 10年3月期の連結純損失予想は50億円と、従来計画の200億円から 赤字額が縮小する見通しになった。前期は269億円の赤字。

NTT(9432):1.7%安の3945円。第3四半期(09年10-12 月) の連結純利益は前年同期比0.7%減の1368億円だった。割賦販売導入 効果の一巡で、携帯電話子会社のNTTドコモが減益だったほか、固 定通信事業も停滞した。10年3月期の純利益予想は、前期比15%減の 4600億円で据え置き。

ジュピターテレコム(4817):9.6%安の8万6000円。KDDI (9433)がJCOMへの出資が株式公開買い付け(TOB)ルールに抵 触する可能性を踏まえ、株式取得を3分の1未満に抑える検討に入っ た。これによりTOBへの期待感が遠のき、売りを浴びた。KDDI 株は0.8%安の48万1000円。

ドン・キホーテ(7532):3.1%高の2169円。子会社の店舗改装、 業態転換が順調に進んだほか、商品構成の最適化により売上高が当初 想定を上回っていることを受け、10年6月期の連結営業利益予想を前 期比14%増の195億円と、従来計画から8.3%上積みした。

丸井グループ(8252):2.1%安の574円。人件費や販促費の削減 で販売管理費を圧縮したが、消費者の節約志向が一段と強まり、09年 4-12月期の連結純利益は前年同期比51%減の28億円にとどまった。 10年3月通期計画の40億円対する進ちょく率は70%。

日本コークス工業(3315):6%高の106円。高炉メーカー向けの コークスの販売数量が想定を上回っており、10年3月期の連結純利益 予想を20億円から前期比94%増の39億円に大きく引き上げた。未定 としていた年間配当は、前期と同じ1株当たり2円とする。

AOCホールディングス(5017):5.3%安の515円。今期(10 年 3月期)の赤字額が拡大するとの見通しを示したほか、エジプトの油 田での生産開始時期が遅れると発表したことも売り材料視された。

大同特殊鋼(5471):5.7%高の334円。主力の自動車関連製品の 販売採算の改善やコスト削減の追加策などを評価し、大和証券キャピ タル・マーケッツが5日、同社の投資判断を「4(アンダーパフォー ム)」から「3(中立)」に引き上げた。

テレビ朝日(9409):3%高の14万7800円。番組制作費の削減に よる番組の質劣化や、それに伴う視聴率低下が見られないなどとして、 大和証券キャピタル・マーケッツは5日、同社の投資判断を「4(ア ンダーパフォーム)」から「3(中立)」に引き上げた。

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