中国株は「向かい風」に直面、米中貿易摩擦で-オーバーワイス氏

米オーバーワイス・アセット・マ ネジメントのジム・オーバーワイス社長は中国株について、米中貿易摩 擦の強まりにより「向かい風」に直面していると指摘した。

オーバーワイス社長はブルームバーグテレビジョンとのインタビ ューで、「中国の輸出能力に大きな影響を及ぼす貿易摩擦の問題と、 世界的なリセッション(景気後退)が続いていること、この2点が 大きな懸念材料だ」と指摘した。

世界的なリセッションを背景に国内雇用保護の動きが強まるなか、 通商規模が4090億ドルに上る米中間では、鉄鋼や鶏肉、タイヤの輸入 をめぐり摩擦が起こっている。中国政府は昨年12月31日、中国製 の油井用鋼管に反ダンピング(不当廉売)関税を適用するとの米国 際貿易委員会(ITC)の決定に強く反発した。

上海総合指数は年初から8.6%安。中国政府が2008年6月以降で 初めて預金準備率を引き上げた1月12日以降の下げが大半を占める。 昨年は80%上昇していた。

オーバーワイス氏は、中国株には相場下落により割安感が出てお り、中国政府の金融引き締めは株式および不動産バブルを回避する うえで「賢明な策」だとし、「それほど心配することはないだろう。 中国政府は非常に慎重な措置を取っており、バブルにはなっていな い」と語った。

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