欧州債:ドイツ債上昇、製造業受注指数の低下とECB金利据え置きで

欧州債市場ではドイツ国債相場 が上昇した。欧州中央銀行(ECB)が政策金利を過去最低水準に 据え置いたほか、ドイツの昨年12月の製造業新規受注が予想に反し て落ち込んだことが背景にある。

独10年債利回りは一時、6週間余りで最低の水準を付けた。ド イツ経済技術省が4日発表した同国の12月の製造業新規受注指数は 前月比2.3%低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想 では0.2%上昇だった。ECBのトリシェ総裁はフランクフルトでの 記者会見で、ユーロ圏の失業率が上昇し、経済成長は「緩慢」なペ ースで進行し、インフレ率は「抑制される」との見方を示した。

カリヨンの債券ストラテジスト、オーランド・グリーン氏(ロ ンドン在勤)は、「不透明感は深刻だ」と述べ、トリシェ総裁の発 言は「様子見姿勢が強いものだったため、市場には強い警戒感があ る」と語った。

ロンドン時間午後4時15分現在、独10年債利回りは前日比5 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.17%。一時は 昨年12月18日以来の最低となる3.16%まで下げた。同国債(表面 利率3.25%、2020年1月償還)価格は0.44ポイント上げ100.67。

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