ECB:政策金利を過去最低で据え置き-ギリシャ危機渦中

欧州中央銀行(ECB)は4日、 政策金利を過去最低の1%で据え置いた。ギリシャの財政危機に注 目が集まるなかで、緊急措置の引き揚げにも慎重になると見込まれ る。

ECBはこの日フランクフルトで開いた定例政策委員会で、短 期金利の調節手段である短期買いオペ(売り戻し条件付き債券買い ペ=レポ)の最低応札金 利を1%に据え置いた。ブルームバーグが 実施したエコノミスト調査でも、55人全員が据え置きを予想してい た。

トリシェ総裁は金融危機で導入した緊急措置の解除をさらに進 める決定を、最新の景気・インフレ予測が出そろう3月まで待つ考 えをこれまでに示唆している。

フォルティスの欧州担当チーフエコノミスト、ニック・コウニ ス氏(アムステルダム在勤)は「ギリシャの状況がこの日の主な議 題になるだろう」として、ECBは「域内の他の国への影響を考え なければならないため、ギリシャに対して厳しい姿勢を維持するだ ろう」と話している。

失業率上昇に加えて、ギリシャ危機がユーロ圏内の他の諸国へ 波及するとの懸念が、ECBの対応を難しくしている。トリシェ総 裁はフランクフルト時間午後2時30分(日本時間同10時30分)か ら記者会見する。

この日の政策委では、下限政策金利である中銀預金金利も

0.25%に据え置かれた。上限政策金利の限界貸出金利も1.75%で据 え置き。

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