英中銀:資産買い取りプログラムを休止-金利は据え置き

イングランド銀行(英中央銀行) は、2000億ポンド(約29兆円)規模の資産買い取りプログラムを 休止した。当局は景気回復の勢いを見極めながら、追加の買い取りと いう選択肢を残した。

キング総裁ら9人から成る金融政策委員会(MPC)は4日の会 合で、昨年3月に開始した資産買い取りプログラムを休止することを 決めた。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト51人を 対象にした調査では、50人が休止を予想していた。MPCはまた、 政策金利のレポ金利を過去最低の0.5%に据え置いた。

イングランド銀は声明で、「MPCは低金利とともにこれまでの買 い取りが当面の間、経済に著しい緩和効果を及ぼし続けるとみている」 と説明。「MPCは資産買い取りプログラムの適切な規模を引き続き模 索し、見通し次第では追加の買い取りを実施する」との方針を示した。

金融当局はインフレ加速リスクの再燃という脅威に加え、次期政 権の財政赤字削減努力への懐疑的な見方に直面している。今回の政策 決定は、5月6日に行われるとみられる総選挙前では最後の変更とな る見通しだ。

フォルティス銀行オランダの欧州担当チーフエコノミスト、ニッ ク・コーニス氏(アムステルダム在勤)は政策発表前の電話インタビ ューで、「総選挙を控えた財政政策には不透明感があり、これが様子 見に回る理由となっている」と語った。さらに「経済活動の潜在的な ペースへの大きな不透明感があるだけでなく、予想を上回っているイ ンフレ率の問題も存在する」と付け加えた。

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