欧州国債保証料が過去最高-ポルトガルやギリシャ「信頼の危機」が背景

4日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場で、ポルトガル債とギリシャ債を中心に国債保 証コストが上昇。これら諸国の財政赤字削減が進まず欧州連合(EU) 内で「信頼の危機」を引き起こすとの懸念を背景に、西欧15カ国の国 債を保証するコストは過去最高を更新した。

ドイツ銀行によると、ポルトガルとギリシャを含む欧州15カ国の 国債のCDSスプレッドで構成するマークイットiTraxx・So vX西欧指数は、8.5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上 昇し102.5bpとなった。

CMAデータビジョンによると、ポルトガル債のCDSスプレッ ドは32bp上昇し226.5bpと過去最高。ギリシャ債は25.5bp上昇 し過去最高の423bpとなっている。スペイン債のCDSスプレッド は17bp上昇の168bp。

ポルトガルは3日に、1年物政府証券の発行規模を3億ユーロと 当初予定の5億ユーロから縮小させ、同国への信頼は低下した。ギリ シャは財政赤字削減策への国民の反発に直面し、最大労組が大規模ス トを計画している。

ウニクレディトの信用ストラテジスト、シュテファン・コレク氏 は投資家向けリポートで、「信用市場のリスク意欲を左右しているのは 依然として、ユーロ圏の一部の国の信頼の危機問題だ」と指摘した。

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