外国人10週ぶり売り越し、1月4週日本株-月間は3年ぶり買越額に

外国人投資家が1月第4週(25-29 日)は10週ぶりに日本株を売り越した。中国の金融引き締め強化や米 国の新たな金融規制案の動向が引き続き警戒され、投資資金を引き揚 げる動きにつながったと見られている。

東京証券取引所が4日に発表した1月4週の投資部門別売買動向 によると東京、大阪、名古屋3市場の1・2部等合計で、外国人投資 家は456億円売り越した。売り越しは11月第3週(983億円)以来。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、昨年10-12月ごろにかけて外国人は出遅れ感の強かった 日本株をリバランス的に買ってきたが、「米新金融規制案などが警戒さ れて欧米アジアの株式相場が下落し、リバランスの動きも止まってし まった」という。

第4週の日経平均株価終値は前の週末に比べ392円、率にして

3.7%安の1万198円と2週連続で下げた。為替の円高進行を受け、輸 出関連株などが下落。海運や保険、鉄鋼、機械も売られた。

外国人以外の売り主体は、証券自己(1732億円)が5週連続、都 銀・地銀(78億円)は10週連続、信託銀行(617億円)は6週連続で 売り越した。一方で買い越し主体は、個人投資家(1696億円)が2週 連続。投資信託(360億円)が4週ぶり、事業法人(20億円)は9週 ぶり、生保・損保(52億円)は5週ぶりに買い越した。また、その他 法人(287億円)、その他金融(3億8000億円)は2週ぶりの買い越 し。

外国人の月間買越額は3年ぶり高水準

同時に公表された1月月間(4-29日)の動向は、外国人が差し 引き1兆4666億円を買い越し、月間買越額としては2007年1月の1 兆5127億円以来、3年ぶりの高水準に達した。前月(1兆3021億円) を上回る買い姿勢を見せた格好で、これで月間買い越しは4カ月連続 となった。

このほかの動向は、個人が2カ月連続の売り越しで売越額は2884 億円。信託銀は1784億円、投信は103億円のそれぞれ売り越し。投信 の売り越しは4カ月ぶり。新会計基準をにらみながら持ち合い解消の 動きが警戒されている事業法人は2カ月連続の売り越しで、金額は 1260億円だった。

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