【テクニカル分析】ゴールドマン株下落、S&P500種上昇に水差す

米金融大手ゴールドマン・サックス・ グループの株価が過去200日の平均を下回る水準に下落したことで、 テクニカルアナリストの間で弱気な見方が広がっている。

ゴールドマンは2009年に過去最高益を計上したが、金融機関を対 象とする政府の投機抑制案をめぐる懸念を手掛かりに同社の株価は1 月、200日移動平均を下回った。株価やチャートを基に予想をまとめ るアナリストらは、こうした動きは、ゴールドマン株とS&P500種 株価指数が今後、一段と上昇しにくくなることを意味すると指摘して いる。

バーミリオン・キャピタル・マネジメントの主任テクニカルスト ラテジスト、デービッド・ニコスキ氏は「投資銀行が苦戦するなかで 市場全体が順調に推移するのは見たことがない」と指摘。「相場が必ず 低迷するということではないが、最善のシナリオでも横ばいだ」と述 べた。

S&P500種は1月19日に1年3カ月ぶりの高値で終了してから

4.6%下落。ゴールドマンの株価はこの間、5.8%下落した。ニコスキ 氏によると、同社が今のパターンから脱しない限り、S&P500種が 持ち直す公算は小さい。

ゴールドマンの広報担当エド・キャナデー氏はコメントを控えた。

ブルームバーグのデータによると、同社は02年10月に始まった 5年間に及ぶ強気相場で304%上昇。一方、S&P500種はこの間、2 倍の上昇にとどまった。ゴールドマンの株価は08年11月-09年10 月 に270%上昇したが、S&P500種は09年3月-10年1月の上昇率が 最大70%だった。

オバマ米大統領が金融機関の規模やトレーディングの制限を呼び 掛けたことで金融株が低迷し、ゴールドマンの株価は1月22日に200 日平均を割り込んだ。

インスティネットの主任市場テクニシャン、ジョン・シュリツ氏 は「ゴールドマンが下落基調にあれば、市場も厳しい状況になること はほぼ間違いないと言える」と語った。

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