三菱ケミ:4-12月期純損益黒字-三菱レのTOBは2月中

国内化学最大手、三菱ケミカルホー ルディングス(三菱ケミHD)の2009年4-12月期連結決算は、純損 益が102億円の黒字(前年同期は114億円の赤字)となった。医薬品部 門の貢献や大陽日酸の連結子会社化による会計処理上の特別利益発生 などが主因。

東証で4日開示した決算短信によると、売上高は前年同期比23%減 の1兆7924億円。部門別では医薬品の「ヘルスケア」部門が唯一増収 だった。営業利益は同6.3%減の471億円に減少幅を抑えた。

09年10-12月期は、純損益が127億円の黒字(前年同期は349億 円の赤字)だった。売上高は前年同期比13%減の6466億円だったが、 営業損益は451億円の黒字(同59億円の赤字)に大幅改善した。傘下 の肥料会社の再編に伴う特別利益も加わった。

通期予想は中間期に発表した予想を据え置いた。今回102億円計上 した純利益が通期でゼロのまま予想を変更しなかった理由について、会 見した吉村章太郎常務は「第4四半期にプラスもあれば、マイナスもあ る」と語った。今回伸びた医薬部門も薬価の改定などから第4四半期に 減速するとの見方も示した。

また、吉村常務は三菱レイヨンの問題について触れ、2日に発表し た株式公開買い付け(TOB)延期の理由は、経営統合に向けた世界8 カ国と欧州連合(EU)での独占禁止法の認可手続きであることを明ら かにした。

同常務によると、手続きが「迅速に進んでいる国もあれば、進んで いない国もある」という。ただ、買収発表時に3月までにTOBを完了 させるとしたため、「逆算すると2月中にはTOBを始めなければなら ない」とTOB実施に意欲を示した。

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