【テクニカル分析】原油、65-85ドルのレンジ破れば変動率上昇へ

ハドソン・キャピタル・エナジー によると、2年ぶりの低水準に達している原油相場のボラティリティ (変動率)は今後数カ月の間に1バレル=65-85ドルのレンジを 破るまで、現在の水準を維持する公算が大きい。

ハドソン・キャピタルのオプショントレーダー、クラレンス・ チュー氏は、このレンジが破れるまで、ニューヨーク原油相場は25- 35%の幅で変動するとの見通しを示した。今後1-2カ月で90ドル に上昇、あるいは60ドルに下落すれば、予想変動率は50%を超える という。65-85ドルのレンジは期近限月の過去5カ月間の高値と安 値から示唆される。

チュー氏は「相場はレンジ内の横ばい推移となっている。予想 変動率が大きく上昇するには相場が上か下に短期的にレンジを破る ことが最も重要だ」と指摘した。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)の原油ボラティリティ 指数は1月19日に2年ぶりの低水準である28.52に沈んだ。世界 経済が昨年のリセッション(景気後退)から立ち直りつつあることが 背景。同指数は、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスの経営 破たんなど金融混乱につながったサブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン問題を受け、2008年12月11日には過去最高の

100.42まで上昇した。

原油価格が安定する中でオプション購入のリスクが低下したこと から、原油先物5月物のコール・オプションの価格は、昨年10月の 高値から下げている。権利行使価格80ドルのコール・オプションは 10月から51%下落した。

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