リトアニア:S&Pが格付け見通しを引き上げ-ドル建て債発行へ

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は欧州連合(EU)で3番目に深刻なリセ ッション(景気後退)に見舞われたリトアニアの格付け見通しを引 き上げた。

S&Pはリトアニアの格付けを投資適格級で2番目に低い「B BB」に据え置く一方、格付け見通しを「ネガティブ(弱含み)」か ら「ステーブル(安定的)」引き上げた。同国の格付けは2008年1 月以降3回引き下げられていた。

S&Pのアナリスト、フランク・ギル氏(ロンドン在勤)は発 表資料で「格付け見通しの修正はリトアニア政府が複数の外的ショ ックに直面しながら、かなりの財政改革に成功し、なお継続してい ることを反映した」と説明した。

事情に詳しい関係者1人によると、リトアニアは4日に10年物 ドル建てベンチマーク債を起債する。ベンチマーク債の規模は通常 5億ドル(約455億円)を指す。同関係者が条件決定前だとして匿 名を条件に述べたところによると、引受幹事はバークレイズ・キャ ピタルとHSBCホールディングス、ロイヤル・バンク・オブ・ス コットランド・グループ(RBS)。

JPモルガン・チェースのエコノミスト、ヤーキン・セベチ氏 (イスタンブール在勤)は、S&Pの見通し引き上げが債券販売「努 力の助けになることは確かだろう」と述べた。

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