イビデン株が急反落、業績予想増額も想定範囲-DPFは停滞続く

IC(集積回路)パッケージなどを 手掛けるイビデンの株価が反落。前日比6.2%安の2997円と、2009年 12月2日以来、約2カ月ぶりの低水準に沈んだ。主力のICパッケー ジ事業が好調に推移、3日付で2010年3月期の業績予想を増額修正し たが、事前予想の範囲として売りが優勢になった。

新しい業績予想は、連結売上高が前期比13%減の2680億円、営業 利益が同77%増の188億円。前回予想と比べると、売上高で30億円 (1.1%)、営業益で20億円(12%)の上振れ。同社広報グループの吉 田達生氏は「パソコン販売の回復に伴い、高性能パッケージ基板の需要 が伸びている」と説明している。

ただ、修正数字はブルームバーグ・データに登録された担当アナリ スト16人の予想平均である、売上高2717億円、営業益196億円をいず れも下回った。東海東京調査センターの細井克己アナリストはこの日の 株価下落について、「増額修正は既に株価に織り込まれていたため、実 際に修正されて材料出尽くしの売りが出たのだろう」とみる。

欧州でDPF低迷

会社側が3日に公表した9カ月累計(09年4-12月)決算による と、連結営業利益は前年同期比27%減の141億円だった。事業別営業 利益は、ICパッケージを含む電子関連が同32%増の88億円、ディー ゼル車向け排ガス浄化装置(DPF)などのセラミックが同50%減の 53億円、建材が7億5100万円の赤字(前年同期は6億1800万円の黒 字)、建設が同2.1倍の3億9600万円。欧州でディーゼル車の販売が 低迷しており、DPFの回復が遅れている。

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