東海カボン株3連騰、タイヤ用カーボンブラック好調-今期は増益へ

カーボンブラックや電極などを手掛 ける東海カーボン株が一時前日比6.4%高の466円と3連騰、半月ぶ りの高値水準に戻した。自動車生産台数の回復に伴い、タイヤ向けカ ーボンブラックの受注が拡大、前期決算は事前の会社計画を上回る見 込み。今期も大幅な増益が期待できるとの見方で、買いが優勢になっ た。

同社が3日に公表した2009年12月期の決算速報によると、本業 のもうけを示す連結営業利益は前期比76%減の52億円になったもよ う。第3四半期(7-9月)以降、カーボンブラックの回復が顕著と なり、事前の予想値(32億円)を20億円上回った。

東海東京調査センターの細井克己アナリストは、「カーボンブラッ クの伸びが継続するほか、主力の黒鉛電極も顧客先の在庫調整が進ん でいるもようで、今期(2010年12月期)はさらに利益が上積みでき る」と予測。太陽電池向けのファインカーボンも回復基調にあるとみ て、投資判断「平均以上」を継続する方針だ。

同センターでは、10年12月期の東海カボンの連結営業益を70億 円(前期推定比35%増)と試算。「長らくこう着してきた同社の株価 も、今後は上昇基調を鮮明にし、500円台まで値上がりするのではな いか」と細井氏はみている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE