PIMCOエルエリアン氏: 10年はソブリンリスクの年に(Update1)

債券ファンド最大手、米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント(PIMCO)の最高経営責 任者(CEO)兼共同最高投資責任者(CIO)のモハメド・エルエ リアン氏は、2010年はソブリンリスクの年になるとの見方を示した。 「公的部門のバランスシート膨張」が続くためという。

同氏(51)は3日、ブルームバーグラジオのインタビューで、ギ リシャ問題は「欧州での大規模な根比べ」だと指摘。財政赤字の削減 に取り組むギリシャに対し、欧州は「大規模な支援」を行う必要に迫 られるだろうと語った。

ギリシャの財政赤字は昨年、対GDP(国内総生産)比率が欧州 連合(EU)加盟国最大の12.7%に達した。同国政府はEUが上限 とする3%以下に低下させる計画だが、投資家は納得していない。政 府は2日、EU基準の4倍強に達する同赤字の削減に向けて公務員給 与凍結や増税、定年の引き上げなどを約束した計画を発表し、EUの 行政執行機関である欧州委員会のアルムニア委員(経済・通貨担当) はこれへの支持を表明した。

国際通貨基金(IMF)に勤務経験のあるエルエリアン氏は「ギ リシャ債のスプレッドがあまりにも急速に拡大したため、取引から抜 け出せない人々がかなり大勢いる。市場の流動性は限られている」と 述べた。

また、ギリシャは向こう数カ月間、赤字削減に取り組むものの、 スプレッドの不安定な動きは続くと予想した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE