【個別銘柄】トヨタと関連企業、ホンダ、船井電、富士機、イビデン

材料銘柄の終値は以下の通り。

トヨタ自動車(7203):前日比3.5%安の3280円。一時6%安の 3195円と、昨年4月1日(3140円)以来の安値を付けた。ハイブリッ ド車の新型「プリウス」のブレーキ不具合に関する苦情件数が増えた ことを受け、同社は4日、リコールを含めた対応を検討していること を明らかにした。輸送用機器指数はTOPIXの下落寄与度2位。同 指数の値下がり寄与トップはトヨタ。

トヨタ関連株:自動車販売減速への警戒感から、トヨタの関連企 業が東証1部の下落率上位を占めた。下落率3位のトヨタ紡織(3116) は9.1%安の1673円、同5位の関東自動車工業(7223)7.5%安の687 円。デンソー(6902)や小糸製作所(7276)なども下げた。

ホンダ(7267):2.6%高の3220円と3連騰。一時5.7%高の3320 円と2週間ぶりの高値水準を回復し、トヨタの株価を逆転した。研究 開発費の削減や為替前提を円安に見直したことなどで、2010年3月期 の連結純利益予想を従来比71%増の2650億円に上方修正した、と前 日に発表したことを受けた。JPモルガン証券やUBS証券なども強 気の投資判断を維持した。

JVC・ケンウッド・ホールディングス(6632):4.9%安の39 円。4日付の読売新聞朝刊は、傘下の日本ビクターの海外事業で生じ た損失の処理を巡り、最大で過去5年間の決算をさかのぼって訂正す る方向で調整していることが分かった、と報じた。損失が拡大する可 能性があるためという。この報道を受け、同社株は一時取引停止。午 前10時26分から再開され、出来高は929万株と前日終日(230万株) と比べ4倍と取引は活発化した。

船井電機(6839):ストップ安(値幅制限いっぱいの下落)水準と なる15%安の4005円で終了。JPモルガン証券は4日付で、投資判 断を「オーバーウエート」から「中立」に、目標株価を5800円から 4800円に引き下げた。第3四半期決算(09年10-12月期)が同証予 想を下回り、通期(10年3月期)業績の大幅な上振れの可能性が後退 したことなどを理由に挙げた。

富士機工(7260):49%高の153円とストップ高。同社は4日午 後1時20分、今期(10年3月期)の業績予想を上方修正すると発表。 同グループが関連する自動車業界で生産回復傾向にある上、コスト削 減も進み、連結経常損益は当初予想の2.8倍の17億円の黒字(前期は 36億円の赤字)となる見通し。

新興プランテック(6379):6.6%安の888円。同社は4日午後2 時に、10年3月期の連結業績予想を下方修正した。企業の設備投資抑 制が続き、メンテナンス工事が減少しており、経常利益を前期比26% 減の77億円と従来予想から4.2%引き下げた。

イビデン(4062):5.8%安の3010円。一時2966円と昨年12月2 日(2915円)以来、約2カ月ぶりの安値水準に沈んだ。主力のICパ ッケージ事業が好調に推移、3日付で10年3月期の業績予想を増額修 正したが、事前予想の範囲として売りが優勢になった。

ヒューリック(3265):8.4%高の610円。同社が4日に発表した 新中期3カ年計画では、最終年度に当たる12年12月期の連結営業利 益予想を190億円(09年12月期実績144億円)とした。計画的な建 て替えや開発事業への取り組みなどが利益貢献するとみる。

東邦チタニウム(5727):5.9%安の1665円。3日発表した09年 4-12月期の連結営業損益は1億5900万円の赤字だった。前年同期 は70億7800万円の黒字だった。金属チタン需要の低迷や販売価格の 低下が響いたためで、業況の厳しさを嫌気する売りに押された。

新神戸電機(6934):5.8%高の990円。一時7.2%高の1003円と、 約2カ月ぶりの1000円大台を回復。野村証券は3日付で、投資判断を 「2(中立)」から「1(買い)」に上げた。新神戸電は1月28日、今 期(10年3月期)の連結営業利益予想を従来予想比9.5%増の46億円 (前期実績52億円)に増額。これに対し野村証では、収益性が全事業 で改善しており、同予想を56億円(従来は49億円)に見直した。

シャープ(6753):5.5%安の1070円。09年10-12月期の連結純 損益は91億円の黒字と、コスト削減などが寄与し、前年同期の658 億円の赤字から回復した。ただ、ブルームバーグ・ニュースが集計し たアナリスト4人の予想中央値である98億円の黒字は下回っており、 業績好転期待がはく落した格好。

東京応化工業(4186):8.1%高の1701円。一時9%高の1715円 と上昇率は昨年8月6日(13%)以来、半年ぶりの大きさとなった。 半導体向けフォトレジストの販売増加や構造改革効果で、09年10-12 月期連結営業損益が5四半期ぶりの黒字に浮上した。足元の急速な収 益改善ぶりから、通期の会社計画に対する上振れ期待が高まった。

東海カーボン(5301):4.1%高の456円。一時6.4%高の466円 と半月ぶりの高値水準に戻した。自動車生産台数の回復に伴い、タイ ヤ向けカーボンブラックの受注が拡大、前期の連結営業利益は52億円 と従来計画の32億円を上回る見込み。今期(10年12月期)も大幅な 増益が期待できるとの見方で、買いが優勢だった。

ジャフコ(8595):7.2%安の2080円。1日に発表した株式売り出 し計画について、株数と売出価格が決定したと発表。海外市場で150 万株を1株2173円で売り出す。これによる資金調達総額は約32億 6000万円で、市場流通株式の増加による将来的な売り圧力にあらため て懸念が広がった。

OKI(6703):7.3%安の76円。一時8.5%安と昨年11月16日 (9.9%)以来、2カ月半ぶりの下落率を記録。景気が改善傾向を示す 中で、第3四半期(09年10-12月)の連結売上高が前年同期比8.6% 減と落ち込み、売上低迷による業績先行き不透明感があらためて意識 された。同社は3日、子会社の沖ウィンテック(1767)を株式交換で 完全子会社化すると発表。6月1日付で実施する。株式交換比率は1 対8.7。沖ウィンテは3.6%高の642円。

信越ポリマー(7970):8%高の622円。一時630円と09年10 月以来、4カ月ぶりの高値を付けた。メリルリンチ日本証券は3日、 同社株の投資判断を「アンダーパフォーム」から「買い」へ、目標株 価を530円から800円へ引き上げた。

大和冷機工業(6459):13%高の454円。09年12月期の連結純利 益が従来計画49億円(前の期は52億円)になったもよう、と3日に 発表。コスト削減や生産効率向上により従来予想を28%上回った。

日東精工(5957):6%高の246円。09年12月期の連結純利益が 従来計画と比べ8.8倍の4憶4100万円になったもよう、と3日に発表。 前の期は19億5100万円。主力のねじ事業で市況が回復に向かった上、 生産性向上などが寄与。子会社解散に伴う税金費用が減ったことも利 益を押し上げた。

アサヒホールディングス(5857):5.3%高の1484円。いちよし経 済研究所が3日付で投資判断を「中立」から「買い」に引き上げた。

エリアクエスト(8912):400円(22%)高の2240円とストップ 高で終了。同社は午前11時、今期(10年6月期)の業績予想を上方 修正すると発表。ビルメンテナンス事業は減少しているが、コスト削 減を進めることで、今期の連結営業利益は従来計画比2.5倍の1000 万円の見通し。前期実績は1億8300万円の赤字だった。

中央発條(5992):5.6%高の283円。同社は4日午後1時50分、 主要顧客の売上高の増加が見込まれることを理由に、今期(10年3月 期)の業績予想を上方修正すると発表。連結営業損益は従来計画と比 べ2倍の20億円の黒字になる見通し。前期実績は25億円の赤字。

大日本住友製薬(4506):5%安の975円。シティグループ証券で は同社株の投資判断を「ホールド」から「売り」に引き下げた。

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