中国:上海の銀行、住宅ローン不良債権比率3倍に-価格10%下落なら

中国・上海市の銀行が保有する住宅 ローン債権の延滞率は、同市の住宅が10%値下がりした場合、ほぼ3 倍に上昇する見込みだ。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の上海 支所が試算した。

4日公表された資料によれば、住宅価格が10%下落した場合の上 海市の住宅ローンの平均不良債権比率は0.73ポイント上昇し1.18% となると見積もられる。当局は昨年9月30日時点の数字を基にしたス トレステスト(健全性審査)結果を公表した。30%値下がりの場合は 延滞率がほぼ5倍になると試算されている。

銀監会が上海の不動産市況悪化が銀行に及ぼし得る影響について 試算を公表したのは今回が初めて。不動産投機が不良債権を増やすこ とへの政府の懸念が浮き彫りになった。銀監会は銀行に対し、不動産 向け融資の監視強化と財務力の弱い開発業者への融資抑制をあらため て要請した。

上海の住宅価格は深センに次いで中国第2の高水準。上海の銀行 は昨年、不動産向けに1630億元(約2兆1700億円)を新規融資した。

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