ブラジル株:3カ月で最大の下げ、欧州の債務問題で新興国に不安感

4日のブラジル株式相場は過去3カ 月で最大の下げを記録。通貨レアルも軟化した。世界経済の回復がつ まずけば新興国が不安定になるとの懸念が強まった。

指標のボベスパ指数を構成する63銘柄がすべて下落。TAM航空 と物流のLLXロジスティカ、住宅建設のロッシ・レジデンシアルは 7%を超える下げ。金属価格の急落が嫌気され、鉄鉱石生産のヴァー レは昨年7月以降で最大の下落。ブラジル石油公社(ペトロブラス) は5カ月ぶりの安値。レアルは対ドルで年初来の下げが7.1%と、主 要16通貨で最悪のパフォーマンスとなった。

GAPアセット・マネジメント(リオデジャネイロ)で約21億ド ル相当の運用に携わるカルロス・カマショ氏は「相場は相応の理由で 売り込まれている」と述べ、公的債務の膨らむ欧州諸国は「何らかの 救済が必要になるだろう。現時点では救済資金を融通できる余裕はど こにもない。これが金融システムのリスクをめぐる疑念を再び高めて いる」と分析した。

ボベスパ指数は前日比4.7%安の63934.01と、昨年10月28日以 来最大の下げ。ギリシャの歳出削減策がストを誘発したのを受け、政 府の財政赤字是正が難航するとの憶測が広がったスペインやポルトガ ル、東欧諸国で株式相場が急落した流れに追随した。BM&Fボベス パ小型株指数は同4%安の1114.95。MSCI中南米指数は5.5%安。 通貨レアルは1.3%安の1ドル=1.8769レアル。

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