英国、最上級格付けを維持する可能性高い-バークレイズのヘイズ氏

英国の主要政党が財政引き締めを公 約し格付け会社に安心感を与えることになるため、英国は最上級格付 けを維持する可能性が高い。バークレイズ・キャピタルのエコノミス ト、サイモン・ヘイズ氏がこうした見方を示した。

ヘイズ氏は英シンクタンク、インスティチュート・フォー・フィ スカル・スタディーズが3日にロンドンで開いたイベントで、「英国が トリプルA格付けを失うとは予想していない」とし、「政界では財政引 き締めの必要性が広く受け入れられている。これがソブリン格付けに は極めて重要だ」と語った。

野党保守党の「影の財務相」を務めるジョージ・オズボーン議員 は2日、今年の総選挙で政権を取った場合、英国の最上級格付けを維 持できるかどうかが同党の最初の試金石となると発言した。米格付け 会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は英国の格付け「A AA」の見通しを2009年5月に「ステーブル(安定的)」から「ネガ ティブ(弱含み)」に引き下げ、公的債務が国内総生産(GDP)の 100%に達するリスクに言及していた。

ヘイズ氏は「財政見通しはS&Pの評価時よりも改善している」 と述べ、「格下げはそれほど大きな問題ではない」と指摘。労働市場の データなどは金融危機による英経済への打撃が予想ほど深刻ではない ことを示唆しており、信用格付けを下支えするだろうとの見方を示し た。同氏はまた、英経済がプラス成長に転ずることで政府の借り入れ コストは低水準が続き、ポンド相場の急落を防止できるだろうと予想 した。

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