ポルトガル国債が下落-財政赤字懸念で財務省証券入札の利回り急上昇

ポルトガル国債相場は下落し、10 年物の利回りは11カ月ぶりの大幅上昇となった。同国政府が財政赤字 を抑制できないとの懸念から、1年物財務省証券の入札で利回りが急 上昇したのを受けた。

ポルトガル国債の利回りは昨年3月以来の高水準に上昇。ロンド ン時間午後4時17分(日本時間4日午前1時17分)現在、指標のド イツ連邦債との利回り格差は147ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)と、過去10か月間で最大。CMAデータビジョンによると、 同国債のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッド (保証料)は29bp上昇の196bpと、過去最高に達している。

ポルトガル政府は3日、1年物財務省証券3億ユーロの入札を実 施。入札規模は当初予定額(5億ユーロ)に届かなかった。利回りは

1.38%と、1月20日の入札の0.93%を上回る水準。

ポルトガル中銀のコンスタンシオ総裁は2日、財政赤字を削減す るには「厳しい」措置が必要になると説明。同国経済が早期に他の欧 州諸国に追いつく可能性は低いとの見通しを示した。

独コメルツ銀行の金利ストラテジスト、デービッド・シュノーツ 氏は「ポルトガル国債関連のニュースがマイナス材料になっている」 と指摘。「ポルトガル債の利回り格差は拡大する恐れがある」との見方 を示した。

10年物国債(表面利率4.75%、2019年償還)の利回りは前日比 20bp上昇の4.67%。価格は1.52(額面1000ユーロにつき15.2ユー ロ)安の100.57。2年債利回りは33bp上昇の2.54%。

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