ギリシャ国債上昇、EUは財政赤字削減計画を支持と欧州委員が指摘で

3日の債券市場で、ギリシャ国債 相場が上昇した。欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員 会のアルムニア委員(経済・通貨担当)が、EUはギリシャの財政 赤字削減計画を支持すると指摘したことが手掛かり。

10年物ギリシャ国債の利回りは一時、22ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)低下した。ギリシャのパパンドレウ首相 は2日、EUの目標上限の4倍強に達する財政赤字の削減に向け、 公務員の給与凍結や燃料税増税、定年の引き上げを表明した。ただ、 この計画でも結局は救済に至る可能性があるとの見方が一部アナリ ストの間で広がるなか、国債相場は伸び悩んだ。

ウニクレディトのチーフエコノミスト、マルコ・アヌンツィア タ氏(ロンドン在勤)は顧客向け資料で、「予想される金融支援策 の下地を作っているようなものだ」とし、「市場が欧州委員会に代 わって財政規律の執行人としての役割を果たしているようだ。はる かに効率的で厳しい姿勢を示す公算もある」と分析している。

10年物ギリシャ国債(表面利率6%、2019年7月償還)の利 回りはロンドン時間午後4時33分(日本時間4日午前1時33分) 現在、4bp低下の6.69%。一時は6.52%を付けた。2年物国債 利回りは2bp低下の6.52%。

CMAデータビジョンによると、3日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場でギリシャ国債のCDSスプレッドは 13bp上昇の400bp。ギリシャ株式相場も下落し、指標のアテネ 総合指数は1.9%安となった。

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