米国株:反落、サービス業低迷を嫌気-ファイザー安い

米株式相場は反落。午前に発表 された米サービス業活動が予想ほど拡大しなかったほか、製薬会社 ファイザーの四半期利益が予想を下回ったのが嫌気された。

家庭用品小売りのホーム・デポと通信大手ベライゾン・コミュ ニケーションズが安い。米供給管理協会(ISM)の発表した1月 の非製造業総合景況指数が予想に届かなかったことが売りを誘っ た。ファイザーも下落。同社の四半期利益はワイスの買収費用がか さみ圧迫された。

一方、メディア大手のニューズ・コープは上昇。新作映画「ア バター」効果で利益が押し上げられた。

S&P500種株価指数は前日比0.6%安い1097.28。ダウ工 業株30種平均は26.30ドル(0.3%)下げて10270.55ドル。

ウエストウッド・マネジメントのファンドマネジャー、マー ク・フリーマン氏は、「サービス部門で力強い回復がみられず、市 場は失望している。サービス部門の回復度合いは製造業部門に比べ てはるかに弱い」と語った。

サービス業指数、ADP雇用統計

1月の非製造業総合景況指数は50.5と、サービス業活動の拡 大と縮小の境目を示す50を小幅ながら上回った。ブルームバーグ がまとめたエコノミスト予想の中央値では51への上昇が見込まれ ていた。ISMが1日発表した1月の製造業景況指数では2004年 8月以来で最大の伸びを示した。

給与明細書作成代行会社のオートマティック・データ・プロセ ッシング(ADP)エンプロイヤー・サービシズが発表した給与名 簿に基づく集計調査によると、1月の米民間部門の雇用者数は前月 比2万2000人減少した。ADPは事業会社からサンプル抽出して 調査。民間企業のみを対象としたもので、政府機関による雇用は含 まれない。

今週5日には米労働省が1月の雇用統計を発表するが、雇用者 数は増加が見込まれている。

ハリス・プライベート・バンク(シカゴ)のジャック・アブリ ン 最高投資責任者(CIO)は、「市場参加者は雇用統計の発表を 待っている。景気が難局を乗り越え、雇用の喪失ではなく創出が示 されることを期待している。雇用統計で雇用増が発表されれば投資 家の不安も緩和されるだろう」と述べた。

米連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長は、2期目 のFRB議長就任宣誓で「あまりに多くの国民が失業している」と 述べた。

ファイザー、メットライフ

ファイザーは下落。S&P500種ヘルスケア関連株は1.1%下 落と、産業別10指数のうち値下がり率2位だった。ファイザーの 2009年10-12月(第4四半期)決算は、一部項目を除いた1株 当たり利益がアナリスト予想を下回った。

生保大手メットライフは4.3%安。同社の昨年末の1株当たり 純資産は12月時点での予想を下回った。

「チャップス」や「クラブモナコ」などのブランドを展開する アパレルのポロ・ラルフ・ローレンは8.4%安。同社の2009年 10-12月(第3四半期)決算は売上高がアナリスト予想を下回っ た。デパートへの出荷減少が影響した。

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