米メットライフをS&Pが格下げも-米AIGの海外部門買収なら

米格付け会社スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)は、米生命保険最大手のメットライフが米 保険会社アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の 海外部門を買収した場合、カウンターパーティ格付けを引き下げる 可能性がある。

S&Pは3日の発表文で、「買収が実現すれば、株主資本など メットライフの財務基盤に重大な悪影響を及ぼしかねない」と指摘。 同社の格付けについて引き下げ方向の「クレジットウォッチ」に指 定した。

メットライフは2日、世界50カ国・地域での事業拡大を目指 し、AIG傘下のアメリカン・ライフ・インシュアランス(アリコ) 買収に向けて協議していると表明した。事情に詳しい関係者が先月 明らかにしたところでは、買収額は約150億ドル(約1兆4000億 円)に達する可能性がある。

S&Pは現在「A-」の長期カウンターパーティ格付けについ て、「メットライフの資本や財務の柔軟性はこの格付けが期待する 水準を下回っていると考える」と指摘した上で、「買収完了後に財 務基盤が大幅に弱まり、他の経営上のリスクへの取り組みが十分で ないとみなした場合、格下げする可能性がある」と説明した。

メットライフの株価終値は前日比1.57ドル(4.3%)安の

34.80ドル。

メットライフの広報担当者、クリストファー・ブレスリン氏は 電子メールで配布した発表文で、「一企業が買収を検討している際 に、格付け会社がこのように見通し変更を実施することは珍しくな い」と指摘した。

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