武田薬:4-12月純利益54%増、アクトス好調-予想は維持

製薬国内最大手の武田薬品工業の第3 四半期(4-12月期)連結純利益は、前年同期比で54%増加した。前年 同期の買収費用がなくなった上に主力の糖尿病治療薬「アクトス」が好調 だった。

東証で3日開示した第3四半期純利益は2591億円(前年同期は1686 億円)だった。今期(2010年3月期)の純利益予想は前期比20%増の 2800億円を据え置いた。ブルームバーグデータによるアナリスト17人の 今期純利益予想中央値は2895億円だった。

東海東京調査センターの赤羽高シニアアナリストはブルームバーグの 電話取材に対し「決算よりも新薬開発の進捗状況に注目しており、新薬開 発の中止・遅延といった発表がなく順調に進んでいるようだ」と述べた。 武田薬は「アクトス」についても、水なしで服用できる口腔内崩壊錠の製 造販売承認を厚生労働省から1月に取得している。

これまでに発表された武田薬を除く製薬3社の今期純利益予想では、 国内3位の第一三共が子会社デリバティブ損益のプラス転換で13%上方 修正して450億円とした。国内2位アステラス製薬と4位エーザイは従来 見通しを据え置いた。

赤羽氏は「3社とも特許切れ問題に対し手を打っていて順調に推移し ている。とくにエーザイが中国を初めとする新興国戦略で先駆けている。 通期決算後に発表されるアステラスの中期計画に注目している」と話した。

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