ナブテスコ:来期売上高3倍超見込む、中国鉄道車両機器で

(5段落目にアナリストの見解を追加します)

【記者:福田章人】

2月3日(ブルームバーグ):鉄道車両用減速機を製造するナブテ スコは、中国での鉄道車両用機器売上高が来期(2011年3月期)に今期 見込み比の3倍超への拡大を見込む。インフラ整備が進む中国で、ブレ ーキシステムやドア開閉装置の引き合いが旺盛に推移している。

北京-上海間などで高速鉄道敷設計画がある中国では、現地車両メ ーカーのブレーキなどへの需要が増加する公算が大きい。ナブテスコの 松本敏裕IR担当マネジャーは「今期中国売上高は30億程度で、来期 は100億円ぐらいは可能だ」と述べた。その後も一段の拡大を予想した。

再来期(2012年3月期)については高速鉄道に加えて主要都市交通 用の鉄道車両需要も出る。ナブテスコによると、中国の主要都市交通の 規模は保有車両数で3500両、総路距離は500キロメートル(2007年時 点)。これが2020年には同2万1200両、4200キロメートルに拡大する。

野村証券の田崎僚アナリストは、ナブテスコの中国関連売上高100 億円乗せ予想は妥当と評価したうえで「地下鉄の延長により車両機器需 要は一層拡大する」と予想した。

丸三証券の生方洋アナリストは1月19日付レポートで「中国政府 は鉄道建設を景気刺激策の一環として捉えており、当面の予算は潤沢で ある」と指摘した。中国中央テレビ局(CCTV)は1月7日、中国は 鉄道建設に今年7000億元(約9兆5800億円)程度を投じる計画だと報 じている。

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