PIMCOのエルエリアン氏:米株式相場は一段安へ-景気低迷で

債券ファンド最大手、米パシフィッ ク・インベストメント・マネジメントのモハメド・エルエリアン最高 経営責任者(CEO、51)は米株式相場について、長引く雇用難と市 場予想を下回る成長率に伴い、さらに下落する可能性があるとの見方 を示した。1月の米株式相場は過去11カ月で最大の下落だった。

同CEOはブルームバーグ・ニュースのコラムで、投資家は刺激 策の「秩序ある」解除や銀行融資の回復、成長回復に向けた協調的な 政策を誤って織り込んでいると指摘。2010年の株式相場上昇を見込ん だウォール街の予想が外れる可能性があり、これは相場が下落するこ とを意味していると付け加えた。

エルエリアンCEOは「1月の世界的な株売りが幾つかの資産ク ラスにとって期待外れの年となる前兆だったと投資家が気付くことに なりそうだ」と予想。さらに「世界的な金融危機で成長と雇用創出が 損なわれ、資金を生産的な用途に振り向けるパイプの多くを詰まらせ ている」と説明、「公的債務や財政赤字を懸念される水準まで急速に押 し上げている」と付け加えた。

S&P500種株価指数は1月に3.7%安と、月間ベースでは09年 2月以来で最大の下げとなった。中国が市中銀行の預金準備率を引き 上げたほか、オバマ米大統領が銀行のリスクテーク抑制に向けた規制 案を示したことが響いた。S&P500種は1月の下落により、昨年3 月の12年ぶり安値からの上昇率が59%に縮小。MSCI新興市場指 数も1月に5.7%下げ、昨年2月以来の大幅下落となった。

ブルームバーグがまとめたウォール街のストラテジスト13人の 予想平均では、S&P500種は10年に10%上昇する見通し。今年末時 点では1232と、2日終値を約12%上回る水準が見込まれている。

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