豪中銀は一連の利上げの影響判断、他国の追随待ち-専門家の見方

オーストラリア準備銀行(RBA、 中央銀行)の予想外の金利据え置きで、豪経済は前例のない一連の利 上げを吸収するとともに、世界の中銀の追随利上げを待つ機会を得て いる。

UBSの金利ストラテジスト、マシュー・ジョンソン氏(シドニ ー在勤)は「自国通貨の上昇が経済の一部を圧迫している際に、単独 で利上げを行うのは大きな問題だ」と指摘した。

RBAは2日、翌日物オフィシャル・キャッシュレートの誘導目 標を3.75%に据え置いた。ブルームバーグの調査でエコノミス20人 全員が0.25ポイントの利上げを予想しており、豪ドルは6週間ぶりの 安値に下落した。20カ国・地域(G20)で3度の利上げを断行した中 銀当局者はスティーブンス総裁だけだった。昨年、豪ドルは対米ドル 28%上昇し、国内鉄鋼メーカー、ブルースコープ・スチールなど輸出 企業の業績は悪化した。

UBSの主任為替ストラテジスト、マンスール・モヒウディン氏 (シンガポール在勤)は「投資家が再びリスクを取る中、昨年は皆豪 ドルを好んだ。だが中銀が目先の見通しを明らかに変えたため、これ まで豪ドルを買い持ちとしていた投資家による利益確定の売りが出る だろう」と語った。

スティーブンス総裁は昨年12月1日以来の金融政策決定会合で 金利を据え置いたことで、これまでの利上げの消費者や企業への影響 を判断できると指摘。

銀行が引き続き景気低迷に関連した貸し倒れに直面し、世界の信 用状況が主要国で依然厳しい兆候がある中で、今回金利の変更を休止 したと説明。「一部の国に対する懸念が高まっている」と語った。

シティグループのエコノミスト、ジョシュア・ウィリアムソン氏は、 金利据え置きについて、「他の中央銀行が追随するか、少なくとも利上 げに向かうと示唆する機会を与えるものだ」と語った。

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