大塚商会株が続伸、「たのめーる」伸び今期は増益へ-IT化投資復調

独立系システムインテグレーター の大塚商会株が一時、前日比4.9%高の5240円と連騰。約半月ぶりの 高値水準に戻した。オフィス商品の通販サービス「たのめーる」の事 業拡大などで、今後も安定的に収益を拡大できるとみられた。

同社が2日の取引終了後に公表した今期(2010年12月期)業績 予想によると、本業のもうけを示す連結営業利益は前期比3.8%増の 167億円になる見通し。顧客先との関係を深めることで、たのめーる 事業の売上高が前期比7.5%増の1000億円に拡大すると見込むほか、 下半期以降は企業のIT(情報通信)化投資が回復すると予測した。

同社経営企画室の神正義氏は、「企業の経費節減傾向などを背景 に、たのめーるの1社当たり売上高が低下しているが、既存顧客との 取引のパイプを太くし、売り上げを伸ばして行きたい」と話し、 中堅・中小企業のITニーズの顕在化を通じ、同社事業の拡大は可能 との認識を示した。また、カラー複写機の販売台数が前第4四半期 (09年10-12月期)に前年同期比5.7%増となった点に言及、「潮目 は変わった」とみている。

独立系調査会社ティー・アイ・ダブリュの岡敬シニアアナリスト は、「コピー用紙の使用量が足元で前年実績を上回るなど、製造業を 中心に企業が情報化投資を再開する動きが出てきた」と指摘。今上 半期は会社計画を若干下回る可能性があるが、「9月以降は需要も回 復し、会社側の通期業績計画は達成できる」との見方を示した。株 価に関しては、第1四半期(1-3月期)決算発表後に2年ぶりの 上昇トレンドに転じると予想する。

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