12月の豪貿易収支:赤字幅が拡大-ガソリンや金の輸入増加

オーストラリアの2009年12月の貿 易収支は、ガソリンと金の輸入増により赤字幅が拡大した。

豪統計局は3日、12月の貿易赤字が22億5000万豪ドル(約1800 億円)になったと発表した。11月改定値は17億3000万豪ドルの赤字。 ブルームバーグ・ニュースが集計したエコノミスト20人の予想中央値 は24億豪ドルの赤字だった。

貿易赤字の拡大は、向こう数カ月間、政策金利を据え置く余地を 豪準備銀行(RBA、中央銀行)に与える可能性がある。RBAは昨 年の10月、11月、12月に各0.25ポイントの利上げを実施したが、輸 出需要に回復の兆しがみられることが理由の一つだった。豪ドルは昨 年1年間で28%上昇し、輸出業者の利益拡大を抑制する要因となって いる。

オーストラリア・ニュージーランド(ANZ)銀行のシニアエコ ノミスト、アレックス・ジョイナー氏(メルボルン在勤)は統計発表 に先立ち、「豪ドル高と依然として弱い外需」が輸出の伸びを抑えると 指摘。その上で、「今年半ばに支払い期限の来る資源などの商品の契約 価格が上昇しているため、10年7-12月(下期)に貿易収支は黒字に 転じるだろう」との見方を示した。

12月の輸出は4%増の198億豪ドル。農産物は7%、石炭は10%、 それぞれ増加した。

輸入は6%増の220億豪ドル。石油・ガソリンが26%増、金は51% 増だった。

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