米FRBの緊急プログラム、英中銀より高い景気刺激効果-NIESR

英国立経済社会研究所(NIES R)は、米連邦準備制度理事会(FRB)とイングランド銀行(英中 銀、BOE)が実施した緊急プログラムについて、FRBの方がより 多くの政策手段を使ったため、BOEより効果的に景気拡大を促進し たとの認識を示した。

NIESRのエコノミスト、レイ・バレル、ドーン・ホーランド両 氏がまとめた3日公表のリポートによると、昨年の両国の成長率はF RBとBOEの国債買い入れプログラムによってそれぞれ0.5ポイント 押し上げられたが、米成長率はFRBの信用プログラムによってさら に最大1ポイント上乗せされた。この影響は今年も続く見通しという。

FRBは、バランスシート(貸借対照表)の規模を金融危機前のほ ぼ3倍に拡大。総資産は09年末までに2兆2400億ドルに達した。金 融政策の主な手段を、資産買い入れや信用プログラムに移したことが 背景にある。一方、BOEは国債買い入れに軸足を置き、これまでに 国債を中心に2000億ポンド相当を購入した。

NIESRのリポートは、BOEが信用プログラムを導入していた 場合、米英の成長率の格差は縮小していたはずだと指摘した。

先週発表された英国の昨年10-12月期の国内総生産(GDP)は前 期比0.1%増と、小幅なプラス成長にとどまった。一方、米国の10-12 月期のGDPは前期比年率5.7%増と、03年以来の高成長。製造業の生 産拡大や、企業の機器・ソフトウエアへの投資増加が貢献した。

リポートは「09年に米国の成長率が英国やユーロ圏を上回った背景 にはドル安効果があったが、米国の政策対応がより積極的だったこと も要因の1つだった」と分析した。

-- Editors: Craig Stirling, Edward Buckle

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田 広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor:Masashi Hinoki 記事に関する記者への問い合わせ先: Zijing Wu in London +44-20-7330-7908 or zwu17@bloomberg.net. 記事に関するエディターへの問い合わせ先: John Fraher at +44-20-7673-2058 or jfraher@bloomberg.net

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