ソニー:公開映画3D化、来期にBD販売-コンテンツ拡充

3D(3次元)関連商品を今年から 本格展開するソニーは、すでに公開された従来の映画・映像を3D化し たブルーレイディスク(BD)について、来期の販売開始を目指す。ゲ ームソフトの3D化についてもソフトメーカー数社と話を進めており、 3D対応コンテンツを拡充する。

中田吉秋3D戦略室担当部長は2日、ブルームバーグ・ニュースと のインタビューで、質の高い3D映画への変換ができれば、来期には販 売できるとの見通しを示した。

ソニーは米人気歌手マイケル・ジャクソンさんの「THIS IS IT」など公開済みの大ヒット映画を多く所有しており、3D化を進め れば一気にコンテンツが充実する。一方、新たに作る場合は「ゲームの コンテンツやアニメのほうが3D化は先になる」という。実写版の映画 に比べて比較的コストがかかりにくいためだ。

3D映画では「タイタニック」で有名なジェームス・キャメロン監 督の12年ぶりの新作「アバター」が史上最高の興行収入を更新する人 気となっている。ソニーは3D映画作品のBD化第1弾として昨年9月 に公開した「くもりときどきミートボール」を今夏リリースする予定。 また今年はFIFAワールドカップの試合も世界で初めて3D化する。

中田氏は、業界内では「2D(2次元)から3Dへの変換を専門に した会社を作ろうという話がいっぱいある」と説明。現在はコストがか かるなどの課題もあって実験段階にあるものの、将来的には2D映像の 3D化が進むとの見通しを示した。

ゲームソフトの3D化

家庭用ゲーム機「プレイステーション3」の3D対応に合わせて進 めているゲームソフトの3D化については、自社だけでなく、ソフトメ ーカー数社との「話し合いが進んでいる」と中田氏は語った。

ソニーは今夏から3D対応の液晶テレビ「BRAVIA(ブラビア)」 9機種を米国で発売すると発表。画面は40-60型までの4サイズ。B Dレコーダー1機種も投入する。そのほか、デジタルカメラ、編集機材 などの放送機器、パソコン「VAIO(バイオ)」などでも順次3Dを 展開する予定だ。

中田氏は、映画などコンテンツの3D化による売り上げ目標につい て明らかにしなかった。ソニーは2012年度(13年3月期)にコンテン ツを除く3D関連商品で売上高1兆円超を計画している。

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