Sボンド株続伸、民主党政権でも耐震補強工事堅調-通期予想も増額へ

橋梁やトンネルなどのコンクリート 構造物の補修・保守工事を請け負うショーボンドホールディングスの株 価が一時、前日比2.5%高の1636円と3日続伸。耐震補強工事の採算 性が向上し、上半期(2009年7-12月)業績が事前予想を大幅に上回 る見通しとなった。通期予想の増額も見込まれるため、株価を見直す動 きが広がっている。

同社が2日の取引終了後に公表した上半期決算速報によると、本業 のもうけを示す連結営業利益は前年同期比2.9倍の27億円となったも ようで、前回予想の20億6000万円を31%上回った。工事時期を分散 させて従業員の生産性が向上したほか、落橋防止チェーンや耐震補強材 などの工事材料の外販も伸びた。

同社IR担当の鈴木成章氏によると、工事材料の外販事業の粗利益 率は40%程度で、一般的な補修工事の20%より高い。補修工事も伸び ており、2月9日の上半期決算の正式発表時に10年6月通期業績予想 を修正する方針だ。

いちよし経済研究所の荒関誠人シニアアナリストは、「公共事業削 減を掲げる民主党が政権をとったことで、同社株もゼネコン株などと一 緒に売られていたが、コンクリート構造物の維持・補修工事は伸びてい ることが明らかになった。今後株価の見直しが進むのではないか」と述 べていた。

同経済研のSボンド株の目標株価は2200円。向こう5年間の1株 利益(EPS)成長率を年1.2%、加重平均資本コスト(WACC)の 前提を8.3%と置いている。

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