ソロス氏出資のアデコアグロ:IPO検討-ブラジルでの製糖資金調達

資産家のジョージ・ソロス氏が出 資し、中南米で農業や再生可能エネルギー事業に投資している共同事業 会社アデコアグロは、ブラジルでのプロジェクト資金を調達するため新 規株式公開(IPO)を検討している。プロジェクトの中には総額7億 ドル(約630億円)規模の製糖所関連事業も含まれる。

アデコアグロの砂糖・エタノール担当ディレクター、マルセロ・ビ エイラ氏は1日、サンパウロでのインタビューで「株主からの資金調達 が困難だったことはないが、市場環境が魅力的なら、当然IPOに踏み 切る可能性がある。ブラジルの砂糖・エタノール業界は活況なため、こ こでの新規投資に重点を置くことを決定した」と述べた。

アデコアグロは、ペソ暴落後、アルゼンチンでの農地買収に向けソ ロス氏らが出資し2002年に創業された。ブラジルでのサトウキビ圧搾 量を現在の480万トンから16年までに1100万トンと、2倍以上に増 やすことを計画。今年はマトグロソドスル州で処理能力600万トンのサ トウキビ加工プラントを建設する予定だ。ビエイラ氏はブラジルの製糖 所を買収する可能性もあることを明らかにした。

アデコアグロは、アルゼンチンやブラジル、ウルグアイで農地約 34万ヘクタールを所有またはリースしており、コーヒーや大豆などの 農産物を栽培している。石油会社の英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・ シェルや米食品会社ブンゲもブラジルでのエタノール事業への参入を進 めている。

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