ABCマト株が1年ぶり高値、既存店売上高は3カ月連続増

:靴小売店をチェーン展開するエー ビーシー・マート株が3営業日ぶりに反発。前日発表した1月の既存店 売上高が前年同月比4%増と3カ月連続のプラスとなり、業績期待の買 いが先行した。

株価は前日比4.2%高の2899円まで上げ、昨年2月2日(高値 2920円)以来、1年ぶりの高値水準を回復した。

1月は、昨年に比べ年始商戦が1日短い中、商品面では年始需要に よりティンバーランドやレッドウィングといった高単価ワークブーツを 中心にブーツ全般が好調だった。月半ばからも、年末在庫一掃セールや 早朝割引といった販促効果で、順調に客を集めた。客数は前年同月比で 15%増え、客単価の9.8%の低下を補った。

みずほインベスターズ証券の小倉成夫シニアアナリストによると、 「SPA(製造小売り)の強みを生かした、トレンドを入れつつ価格を 抑えた商品の品ぞろえ強化が、低価格志向を強める消費者の支持を得て 集客につながっている」という。PB(自主企画)商品比率の拡大や円 高・ドル安に伴う仕入金額の低減も寄与し、今期(2010年2月期)の 連結営業利益は会社計画(217億円)を上回り、前期比13%増の229億 円になると、同氏は予想する。

みずほイン証では来期(11年2月期)業績についても、店舗網拡 大をけん引役に12%の営業増益と、高い利益成長の持続を見込む。同 証による来期予想EPS(1株あたり純利益)185.94円から算出した PER(株価収益率)は約15倍。「同社の高い利益成長を織り込んだ 水準とはいえず、株価の上値余地は大きい」と、小倉氏はみている。

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