ムーディーズ:米格付け、追加措置なければ将来下押し圧力も

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは2日、今後10年間に見込まれる財政赤字 の削減に向けて追加的な措置が取られなければ、米国の「Aaa」 格付けは将来圧力にさらされるだろうとの見解を示した。

同社は同日の発表資料で、米国は現在「経済的、制度上の強さ から」最上級の格付けを維持していると説明。その上で、米国の政 府債務の国内総生産(GDP)や歳入に対する比率は信用危機とリ セッション(景気後退)の際に大幅に上昇したと指摘した。

オバマ米大統領は1日発表した予算教書で、同国の財政赤字が 2010会計年度(09年10月―10年9月)に過去最大の1兆6000 億ドル(約145兆円)に達すると予測した。これはGDP比で

10.6%と、第2次世界大戦後で最も高い水準だ。

ムーディーズのシニア信用オフィサー、スティーブン・ヘス氏 (ニューヨーク在勤)らは「政府債務で現在の増加傾向が続き、反 転できなくなれば、格付けは下押し圧力にさらされる恐れがある」 と説明した。

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