米大統領の財政赤字削減案、中間選挙にらむ議員は容易に受け入れず

オバマ大統領は1日公表した 2011会計年度(10月10月-11年9月)の予算教書で財政赤字の 控えめな削減を提案したが、それでも中間選挙をにらむ米議員にと っては過大な削減かもしれないことが、同案への反応から読み取れ る。

オバマ政権は3兆8000億ドル(約344兆円)規模の11年度予 算案の中で、財政赤字の削減に向け、国防費を除く裁量的支出の一 部凍結と複数の増税を提案した。今年度財政赤字は1兆6000億ド ルに膨らむ見通し。

教書通りに税制・歳出が実行された場合でも、今後数年の財政 収支は多額の赤字が計上される見通しで、11年度は1兆2700億ド ルになる見込み。赤字削減に向けてオバマ大統領が提案した措置の 多くについて議員の反応は冷ややかで、11月の中間選挙をにらみ 有権者のいら立ちを招きかねないと警戒する声が多く聞かれる。

ワシントンに本拠を置く超党派の予算監視団体、コンコード・ コーリションの責任者、ボブ・ビクスビー氏は「いかなる種類の歳 出凍結でも選挙年には難しいだろう。景気減速の中での増税方針は いい反応が得られないはずだ」と指摘。「財政赤字の抑制に必要な 措置とは程遠いものだが、それでも議会が支出を望むプログラムに 線引きすることになるため、実行は極めて難しいだろう」と分析し た。

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