米道路交通安全局、トヨタ車の電子スロットル調査-当局者

米道路交通安全局(NHTSA) は、リコール(無料の回収・修理)の対象となったトヨタ自動車製車 両の急加速で電子制御スロットルシステムに原因がなかったかどうか を調査中だ。

NHTSAを監督する米運輸省の当局者1人によれば、NHTS Aは電磁妨害がスロットルシステムの誤動作を引き起こさなかったか どうかの判断を試みている。またリコール問題の対応に関して、米政 府がトヨタに民事制裁金を課すことを検討しているという。調査が継 続中であることを理由に匿名を条件に語った。

トヨタは、アクセルペダルの不具合の原因は電子系統ではないと 主張している。IHSグローバル・インサイトのアナリスト、レベッ カ・リンドランド氏は、仮にそれが誤りであることが証明されれば、 同社の信用はさらに傷付くと述べた。

この運輸省当局者によれば、NHTSAは今月1日時点で、アク セルペダルが戻りにくくなることやフロアマットに引っ掛かること以 外の要因が不具合につながったとの証拠を見つけていなかった。

米国トヨタ自動車販売の広報、マイク・マイケルズ氏は2日に電 子メールで配布した資料で、NHTSAが同社の電子制御スロットル システムの調査を継続しているとの「情報はない」としている。

トヨタ車の急加速問題では、集団訴訟の形を目指した提訴が少な くとも15件あり、このうち7件はアクセルペダルでなく「ETCS -i」と呼ばれる電子制御スロットルシステムが原因との主張を展開 している。

「説明の食い違い」

米下院監視・政府改革委員会は10日に、下院エネルギー・商業 委員会は25日にリコール問題に関する公聴会を開催する。

両委員会に所属し、トヨタ関係者に質問する予定のバート・ステ ュパック下院議員(民主、ミシガン州)は、米国トヨタ自動車販売の ジム・レンツ社長に書簡を送り、同社長の1日の発言と同社担当者ら が先週エネルギー・商業委スタッフに「説明した内容が食い違ってい る」と指摘した。

ステュパック議員は書簡で、この担当者らが「意図とは無関係に 車が加速する原因を特定するのは極めて困難だ」と述べ、戻りにくい アクセルペダルが「原因である可能性は低い」との認識を示したと主 張。レンツ社長に相違点についての説明を要請した。

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