ドイツ銀:10-12月利益は年間最低水準か、債券事業の減速が影響

独銀最大手、ドイツ銀行の2009年 10-12月(第4四半期)の純利益は同年の四半期決算としては最低水 準にとどまったと見込まれる。債券のトレーディング収入が落ち込ん だことが影響したもようだ。

ブルームバーグがまとめたアナリスト14人の予想中央値では、09 年第4四半期の純利益は6億5000万ユーロと、前四半期の13億8000 万ユーロから減少する見通しだ。前年同期は過去最悪となる47億9000 万ユーロの赤字だった。

ゴールドマン・サックス・グループやJPモルガン・チェースの米 国勢も、昨年末にかけて債券、為替、商品事業が振るわず第4四半期 は収入減に見舞われた。競争激化で利益率も低下したもよう。

バンコ・デ・サバデルのアナリスト、ファビオ・モスタチ氏は「米 国勢の決算が示した企業活動縮小と収益率への圧力という傾向から、 ドイツ銀も逃れられない」と指摘した。アナリストらは米銀の決算発 表後にドイツ銀の収入やトレーディング収益の予想を引き下げたとい う。

アナリストらは債券部門の収入を前期比27%減の16億ユーロと 予想している。投資銀行部門の税引き前利益は6億1900万ユーロの見 込み。前年同期は過去最悪の赤字だった。前期の同部門税引き前利益 は9億8800万ユーロ。

ドイツ銀の通期利益は43億ユーロと予想されている。08年は50 年余りで初の通期赤字に転落していた。

ドイツ銀は4日の通常取引開始前に決算を発表する。

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