【個別銘柄】トヨタ、中外薬、パイオニア、東ソー、洋ゴム、ミネベア

材料銘柄の終値は以下の通り。

パイオニア(6773):前日比6.6%高の373円と反発。一時9.4% 高の383円と、2009年4月24日以来、約9カ月ぶりの高値を回復した。 三菱化学と資本・業務提携すると、3日付の日本経済新聞朝刊が報道。 省エネ型の次世代照明と期待される有機エレクトロ・ルミネッセンス (EL)照明を共同開発するとしている。

出光興産(5019):9.9%高の6460円。需要の減少や海外市況の低 迷を理由に、今10年3月期の連結純利益予想を従来計画比54%減の60 億円に下方修正すると2日に発表。ただ、石油化学事業の営業利益見通 しは据え置いており、マージン改善を評価する声も出ていた。海外原油 高を受けた石油株買いの流れとも重なった。石油株では新日本石油 (5001)やAOCホールディングス(5017)も高く、TOPIX石油・ 石炭製品指数は4.1%高の811.02ポイントと、33業種中で上昇率1位。

理想科学工業(6413):18%高の825円と急騰。同社は2日、今期 (10年3月期)の連結営業損益予想を9億5000万円の赤字から1億円 の黒字に上方修正した。印刷機器関連の消耗品販売が堅調に推移してい るためで、業況好転を評価する買いが膨らんだ。

東ソー(4042):4.3%安の223円。午前の取引では一時5.2%高 の245円まで上昇していたが、午後零時25分に今期(10年3月期)の 連結純損益予想を60億円の赤字(前期は253億円赤字)に下方修正し、 売りが膨らんだ。ウレタン原料の海外市況の低迷と原料価格の上昇によ り、従来予想の50億円の黒字から大幅に悪化する。

東レ(3402):4.5%高の515円。10年3月期の連結営業利益予想 を従来の250億円から400億円に上方修正すると2日に発表。コスト削 減の寄与で前期実績の360億円を上回り、増益を確保する見通しとなっ た。クレディ・スイス証券は3日、投資判断を「アンダーパフォーム」 から「中立」に引き上げた。

アイシン精機(7259):5.3%安の2376円。3日午後に、今期(10 年3月期)業績予想の修正を発表後、急落。売上高は従来予想比5.7% 増の2兆300億円となる見通し。それでも前期実績(2兆2145億円) に届かず、業績の先行き不安が広がった。

中外製薬(4519):7.6%高の1750円。一時7.8%高の1752円と、 09年4月28日以来、約9カ月ぶりの日中上昇率を記録した。3日午前 11時に公表した今期(2010年12月期)連結営業利益予想は前期比 15%減の700億円。「アバスチン」や「ハーセプチン」などのがん領域 の製品が伸長しており、業績は今後底堅く推移するとみられた。

東洋ゴム工業(5105):22%高の185円と、東証1部上昇率ランキ ング1位。第3四半期決算の発表と同時に、10年3月通期の連結業績 予想を増額修正した。タイヤ事業の販売構成の変化による利益率の改善 などで、営業利益は従来計画の50億円から71億円に上積みした。前期 は30億円の赤字。また、期末に1株当たり3円の配当を実施し、前期 の無配から年3円配に復配する見込みだ。

ファーストリテイリング(9983):3.1%安の1万4560円。ユニク ロ事業の1月の既存店売上高は前年同月比7.2%減と、6カ月ぶりに減 少に転じた。発熱保温衣料ヒートテックの在庫が切れたことなどが響い た。同社広報担当の坂口由紀恵氏は「冬用に準備したヒートテック 5000万枚が1月でほぼ完売した」と話していた。

トヨタ自動車(7203):5.7%安の3400円と反落。同社の1月の米 自動車販売は前年同月比16%減と落ち込んだ。リコール(無料の回収 修理)で一部車種の販売を停止したことが響いた。また、ハイブリッド 車の「プリウス」で、ブレーキの苦情が米国で多発していることが分 かった、と3日付の朝日新聞朝刊などが報じた。

トヨタ紡織(3116):7.5%安の1840円と午後に急落。同社は午後 2時、主要顧客向けの販売好調を理由に、今期(10年3月期)の連結 営業利益予想を前期比42%増の200億円と、従来計画から30億円増額 修正した。ただ、アナリスト9人の同予想平均の236億円に及ばず、失 望売りが出た。

住生活グループ(5938):4.7%高の1732円。一時6.7%高の1765 円まで上昇し、08年6月26日以来、約1年7カ月ぶりの高値を付けた。 事業構造改革の進展で収益力が向上、業界他社に比べ投資指標は割安と の見方もあり、買いの勢いが加速した。

ユナイテッドアローズ(7606):11%高の974円。手法を工夫した 秋冬物セール効果などから、1月の既存店売上高は前年同月比6.2%増 と、2カ月連続で前年同月を上回った。売り上げの回復傾向や在庫効率 の改善などから業績期待が高まった。

NTTデータ(9613):5.5%安の26万6600円と急反落。海外新 規M&A(企業合併・買収)が予想を下回る見通しとなったほか、既存 子会社の売り上げ減少などを理由に、2日に今期(10年3月期)の業 績予想を下方修正した。連結営業利益は前期比24%減の750億円と、 前回予想900億円から17%の減額。

ミネベア(6479):7.1%高の500円。10年3月期の業績予想を見直 すと2日に発表。これまで35億-65億円としていた連結純利益は55 億円に変更した。前期実績は24億円。大幅減産による製造原価への悪 影響がほとんどなくなるとしている。発行済み総数の1.29%に相当す る500万株を上限に自己株を取得することも発表しており、株式需給の 好転期待も支援材料になった。

伊藤忠テクノソリューションズ(4739):6.9%高の2975円。一時

8.9%高の3030円まで買われ、昨年8月5日以来約6カ月ぶりの高値と なった。高収益事業の強化方針から、第3四半期(09年4-12月期) の連結営業利益は前年同期比58%増と大幅な増益を達成。通期の会社 計画達成に対する過度な警戒感が後退した。

古河機械金属(5715):8.1%高の107円。金属部門の収益拡大と連 結子会社化したトウペの収益寄与を理由に、10年3月期の連結営業利 益予想を従来計画の10億円から15億円に引き上げると3日午後2時に 発表し、その後買いが膨らんだ。

トーカロ(3433):6.6%高の1640円。一時7.2%高の1649円と 09年10月以来約4カ月ぶりの高値を更新した。いちよし経済研究所の アナリスト、大沢充周氏は2日、半導体向け需要の回復で収益性改善が 進む見通しである点などを評価し、同社株の投資判断を「中立」から 「買い」に引き上げた。

エービーシー・マート(2670):3.2%高の2870円。一時4.2%高の 2899円と昨年2月2日(高値2920円)以来、1年ぶりの高値水準を回 復した。ブーツなどの販売が好調で、前日発表した1月の既存店売上高 が前年同月比4%増と3カ月連続プラスとなったことを受けた。

ショーボンドホールディングス(1414):3.2%高の1647円と3日 続伸。約2カ月ぶりの高値水準を回復。耐震補強工事の採算性が向上、 上期(09年7-12月)の連結純利益が15億円と事前計画の11億600 万円を上回る見通しとなった。通期予想の増額も見込まれ、株価を見直 す動きが広がった。

大塚商会(4768):6.1%高の5300円と連騰。10年12月期の連結純 利益予想は前期比4.3%増の92億円と増益転換を見込む。オフィス商 品の通販サービス「たのめーる」の事業が拡大しており、安定的な収益 拡大が期待された。

野村不動産ホールディングス(3231):3%高の1396円と続伸。 ゴールドマン・サックス証券は2日、投資判断を「中立」から「買い」 に引き上げた。岡田さちこアナリストは投資家向けメモで、建設コスト の下落による利益率の改善や、分譲デベロッパーの破たんや金融機関の 融資厳格化による土地価格の下落、住宅ローン減税額の縮小による駆け 込み需要期待を理由に挙げる。

神戸製鋼所(5406):3%高の171円。自動車、電機向け鋼材やア ルミ板材、銅圧延品などの販売数量が想定を上回って回復していること を受け、10年3月期の業績予想を上方修正。連結営業利益は従来計画 比75%増の350億円とした。前期実績は1169億円だった。

ケーヨー(8168):3.5%高の415円。発行済み株式総数の2.73% に相当する150万株を上限に自己株式を取得すると2日に発表。株主還 元姿勢を好感する買いが先行した。

エフ・シー・シー(7296):3.3%高の1864円。一時6.4%高の 1921円と08年1月4日以来、2年1カ月ぶりの高値水準を回復。いち よし経済研究所は2日、投資判断を「中立」から「買い」に上げた。

ユー・エス・エス(4732):3.3%高の5670円。発行済み株式総数 の1.66%に相当する50万株を上限に自己株式を取得する、と2日に発 表した。株主還元姿勢を好感する買いが先行した。

ネプロジャパン(9421):ストップ高となる7000円(21%)高の 4万1000円。3D立体技術を持つ韓国のメディア・スケープと協力し、 裸眼立体視液晶ディスプレーの販売を開始した、と2日に発表した。

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