米国株:続伸、好調な企業利益や中古住宅販売増を好感

米株式相場は続伸。S&P500種 株価指数は前日から2日間の上げが昨年10月以降で最大となった。 プリンターメーカーのレックスマーク・インターナショナルや住宅 建設のD.R.ホートンなどの四半期利益が予想を上回ったほか、 昨年12月の米中古住宅の販売成約指数が上昇したのが好感された。

レックスマークとD.R.ホートンは大幅上昇。S&P500種の上 げをけん引した。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE)も 上昇。ダウ工業株30種平均銘柄のうち値上がり率最大だった。自動 車のフォード・モーターも買われた。同社の1月の米自動車販売は 前年同月比で25%増加した。

S&P500種株価指数は前日比1.3%高の1103.32。ダウ工業株 30種平均は111.32ドル(1.1%)上げて10296.85ドル。

ソラリス・アセット・マネジメントのティモシー・グリスキー最 高投資責任者(CIO)は「企業業績や経済指標などで明るいニュ ースが発表され、株式市場は落ち着きを取り戻した。ギリシャ財政 問題やワシントンの政治情勢など最近の株式に調整局面をもたらし た材料よりも、長期的にみれば企業の堅調な業績環境の方が影響力 が強い」と述べた。

中古住宅統計

全米不動産業者協会(NAR)が2日発表した昨年12月の中古住 宅販売成約指数(季節調整後)は前月比1%上昇した。11月は

16.4%低下した。

マニング・アンド・ネイピアのポートフォリオストラテジスト、 グレッグ・ウッダード氏は、「前日のISM製造業景況指数が示し た製造業の拡大は、きょうの住宅市場の安定化によって裏付けされ ていた。企業の四半期利益も堅調な結果が出ており、投資家が注目 していた売上高も伸び始めた」と述べた。

D.R.ホートンは11%上昇。同社は2007年以来初めて四半期決 算で黒字を発表した。税控除や増収が寄与した。

このほか住宅建設業者のパルト・ホームズやレナー、ビーザー・ ホームズUSAも上昇した。

レックスマーク・インターナショナルは12%急伸。同社の第1四 半期利益予想はアナリスト見通しを上回った。新製品投入やコスト 削減が利益を押し上げた。

UPSや商品株、フォードなど

小荷物輸送最大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UP S)が高い。同社は2010年1-3月(第1四半期)の利益が前年同 期を「若干上回る」との見通しを示した。

アルミ生産最大手アルコアと銅生産のフリーポート・マクモラ ン・カッパー・アンド・ゴールドが上昇。シティグループは両社の 株式投資判断を「ホールド」から「買い」に引き上げた。

フォードは2.4%高。同社の1月の米国販売は前年同月比で25% 増加した。一方で、トヨタ自動車は16%の減少だった。

米書店大手バーンズ・アンド・ノーブルが高い。同社の社外筆頭 株主ロン・バークル氏は同社に対して、敵対的買収予防策を行使す ることなく同氏が持ち株比率を最大37%まで引き上げることを認め るよう求めた。

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