2月2日の米国マーケットサマリー:株が続伸、決算や統計を好感

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替 スポット価格 前営業日 ユーロ/ドル 1.3965 1.3931 ドル/円 90.39 90.61 ユーロ/円 126.22 126.24

株 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率 ダウ工業株30種 10,296.85 +111.32 +1.1% S&P500種 1,103.32 +14.13 +1.3% ナスダック総合指数 2,190.06 +18.86 +.9%

債券 直近利回り 前営業日比 米国債2年物 .85% +0.00 米国債10年物 3.63% -.02 米国債30年物 4.55% -.01

商品 (中心限月) 終値 前営業日比 変化率 COMEX金 (ドル/オンス) 1,118.00 +13.00 +1.18% 原油先物 (ドル/バレル) 77.32 +2.89 +3.88%

◎外国為替市場

ニューヨーク外国為替市場ではドルがノルウェー・クローネと 南アフリカ・ランドに対して下落。原油や金相場がほぼ2週間ぶり の高値に上昇したことから資源国通貨への買いが膨らんだ。

オーストラリア・ドルは米ドルに対して6週間ぶりの安値に下 落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)が市場予想に反し、政策 金利を据え置いたことに反応した。ブラジル・レアルは対ドルで上 昇。レアルの先安を見込んだポジションの解消が進んだ。

ナショナル・バンク・オブ・カナダの外為担当マネジングディ レクター、ジャック・スピッツ氏(トロント在勤)は「今週はリス ク志向の改善で始まった」と指摘。「原油や金相場が値を戻してい ることから、資源国通貨への買いが促された」と述べた。

ニューヨーク時間午後1時59分現在、ドルは対ブラジル・レ アルで前日比1.2%安の1ドル=1.8260レアル(前日は同1.8482レ アル)。ドルは対円で0.2%安の1ドル=90円38銭(前日は同90 円61銭)。ドルは対ユーロで0.2%安の1ユーロ=1.3964ドル(前 日は同1.3931ドル)。

◎米国株式市場

米株式相場は続伸。S&P500種株価指数は前日から2日間の 上げが昨年10月以降で最大となった。プリンターメーカーのレッ クスマーク・インターナショナルや住宅建設のD.R.ホートンな どの四半期利益がアナリスト予想を上回ったほか、昨年12月の米 中古住宅の販売成約件数が増加したのが好感された。

レックスマークとD.R.ホートンは大幅上昇。S&P500種の 上げをけん引した。米複合企業ゼネラル・エレクトリック(GE) も上昇。ダウ工業株30種平均銘柄のうち値上がり率最大だった。 自動車のフォード・モーターも上昇。同社の1月の米自動車販売は 前年同月比で25%増加した。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株 価指数は前日比1.3%高の1103.32。ダウ工業株30種平均は111.32 ドル(1.1%)上げて10296.85ドル。

ソラリス・アセット・マネジメントのティモシー・グリスキー最 高投資責任者(CIO)は「企業業績や経済指標などで明るいニュ ースが発表され、株式相場は落ち着きをみせた。ギリシャ財政問題 やワシントンの政治情勢など最近の株式に調整局面をもたらした材 料は、長期的にみると堅調な企業業績状況によって打ち消されるだ ろう」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では、10年債利回りが昨年5月以降のレンジの中間 付近で推移した。

米政府は3日、来週実施する3年、10年および30年債の入札 規模を発表する。ボルカー元米連邦準備制度理事会(FRB)議長 は2日、上院銀行委員会で証言し、経営破たんした場合に経済全般 への脅威となる金融機関を対象とした規制強化を訴えた。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの金利ストラテジスト、クリ スチャン・クーパー氏は「ファンドマネジャーにとって、雇用統計 の発表前に市場に参加し、資金を投じるのは非常に難しい」と指摘。 「彼らは株式相場がピークを迎えつつあると考えている可能性が あるほか、今後の金利動向も確信していないことから、向こう数日 は様子見姿勢を続けるだろう」と述べた。

米労働省は5日に1月の雇用統計を発表する。ブルームバー グ・ニュースがまとめたエコノミスト予想(中央値)によると、1 月の非農業部門雇用者数は前月比8000人増。12月の8万5000 人減から改善すると見込まれている。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク 時間午後2時7分現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01ポイント)低下の3.64%。同年債(表 面利率3.375%、2019年11月償還)価格は3/32上げて97 26/32。 利回りは昨年5月1日以降、3.07-4%の範囲で推移している。

◎金先物市場

ニューヨーク金先物相場は続伸。前日と合わせた2日間の上昇 率はほぼ3カ月ぶりの大幅となった。ドルが騰勢を失ったことで、 代替投資先としての金の需要が高まった。

この日は主要6通貨に対するインターコンチネンタル取引所 (ICE)のドル指数が下落した。2009年には金は年間ベースで上 昇し、9年連続高となった一方、ドルは同年に4.2%下落した。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・ レシュ氏は「金の上昇はドルの動きによるところが大きい」と指摘。 「投資家は金属のエクスポージャーを求めている。複数の大手ファ ンドが商品市場に戻ってきており、ひそかに押し目で買いを入れて いる」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先 物4月限は前日比13ドル(1.2%)高の1オンス=1118ドルで取引 を終了。前日の2%高と合わせた2日間の上昇率は3.2%と、昨年 11月初め以降で最大となった。

◎原油先物市場

ニューヨーク原油相場は急伸。株価の上昇で、景気回復とそれ に伴う燃料需要の拡大への期待が強まり、4カ月ぶり大幅高となっ た。

原油は一時4%上昇。株の上昇に加え、昨年12月の米中古住 宅の販売成約件数が上昇、さらにドルの軟調を背景に、代替投資と して資源に資金が流れた。

エネルギー関連のコンサルタント会社キャメロン・ハノーバー (コネティカット州)のピーター・ビューテル社長は「この日の市 場の見方はいつもよりずっと楽観的だ」と指摘。「株価の上昇とド ルの低迷に加え、経済統計が強い内容だったことが原油を下支えし ている」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物3月限は前 日比2.80ドル(3.76%)高の1バレル=77.23ドルで取引を終了。 昨年9月30日以来で最大の上昇率となった。過去1年では93%上 昇している。

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参考画面: 記事に関する記者への問い合わせ先: ニューヨーク 名子 知子 Tomoko Nago-Kern +1-212-617-2407 tnagokern@bloomberg.net Editor: Shigeru Chiba 記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保 義人 Yoshito Okubo +81-3-3201-3651 okubo1@bloomberg.net

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