欧州債:独10年債、6週間ぶり低利回り付近-ギリシャ懸念が続く

欧州債市場では、ドイツ10年債 利回りが一時、1日に付けた6週間ぶり低水準まで2ベーシスポイ ント(bp、1bp=0.01%)未満となった。ギリシャなど周辺国 の景気低迷から安全性を求めて資金を避難させる動きが高まった。

ギリシャのパパコンスタンティヌ財務相が同国の国債発行を補 う目的での欧州連合(EU)の起債案を支持すると表明したことを 受け、ドイツ国債は上げを消した。また、同財務相がスペインとポ ルトガルも財政赤字削減で同様の問題に直面していると述べたこと をきっかけに、両国の国債相場も下落した。

ウニクレディト・マーケッツ・アンド・インベストメント・バ ンキングの債券ストラテジスト、コーネリアス・パープス氏は、 「周辺国の問題深刻化は、ドイツ国債への支援を高める。ドイツ国 債市場には力強い支持があり、利回りが上振れすることは当面ない だろう」と語った。

ロンドン時間午後4時半現在、独10年債利回りは3.19%と、前 日からほぼ変わらず。1日には先月21日以来の最低となる3.17%ま で下げた。ギリシャ10年債相場は下落し、利回りは前日比14bp上 昇の6.75%となった。ドイツ10年債とのスプレッド(利回り格差) は13bp拡大し357bpとなった。

一方、スペイン10年債とドイツ10年債のプレミアム(上乗せ 利回り)は2bp拡大の86bp。ポルトガル10年債利回りとドイツ 10年債のスプレッドは8bp拡大し129bpと、昨年4月22日以降 の最大となった。

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