独VW:トヨタ標的の「略奪的」値引きは自制-米GMとは一線画する

欧州最大の自動車メーカー、フ ォルクスワーゲン(VW)は、トヨタ自動車の大規模なリコール (無料の回収・修理)を好機に買い替え奨励でトヨタの顧客囲い込 みを狙うのは特定のメーカーを食い物にする「略奪的な行為」だと 批判し、同社はこうした行為を自制すると表明した。

VW北米部門のマーク・バーンズ最高業務責任者(COO)は ブルームバーグ・ニュースからの問い合わせに対し、VWは「積極 的な競争」を続けるものの、ゼネラル・モーターズ(GM)のよう に特定の企業を標的に米国での売り上げ拡大を目指した買い替え奨 励キャンペーンは打ち出さないと電子メールで回答した。

同COOはさらに、アクセルペダルの不具合による一部モデル のリコールはトヨタには「不運な状況」であるとし、VWは「既存 のVW車オーナーの保持ならびに、現在どのブランドを保有してい るかにかかわらず新たな顧客を開発することに引き続き注力する」 と説明した。

GMとフォード・モーターは先週、トヨタ顧客の囲い込みを狙 った買い替え奨励キャンペーンを打ち出した。トヨタを抜いて自動 車メーカートップに浮上することを目指すVWはこの日、2018年ま でにスポーツ型多目的車(SUV)を含む乗用車販売台数を1000万 台以上に引き上げる計画を明らかにした。米国市場では18年までに、 高級車ブランド「アウディ」を含めた販売台数を3倍以上に増やし て100万台にすることを目指している。

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