英銀の不良債権は今後1年も増加へ、信用コスト上昇で-ムーディーズ

米格付け会社、ムーディーズ・イ ンベスターズ・サービスは英国の銀行が向こう1年にわたり不良債権 の増加に悩まされる可能性があるとの見方を示した。消費者や法人向 けの借り入れコスト上昇が理由。

ムーディーズのアナリスト、ロバート・トーマス氏は電子メール で配布した「信用の偽りの夜明け」と題したリポートで、「多数の 家計は過去1年半にわたり住宅ローン金利コストの大幅な低下から恩 恵を受けてきた」と指摘。「借り手が景気低迷の影響を完全に実感して いない中、これが銀行に対する負債の一部先延ばしにも役立った」と 記述した。

ただ、資産価格が回復する中、金利が上昇する可能性があるほか、 銀行各行が返済期限の延長や融資条件の緩和に消極的になるとみられ るため、「多くの企業を清算へと押しやることになる」との見解を示し た。

金融危機が発生して以来、世界全体の銀行の評価損と貸倒引当金 は計1兆7360億ドル(約157兆円)となった。ロイズ・バンキン グ・グループのエリック・ダニエルズ最高経営責任者(CEO)は不 良債権に対する貸倒引当金は2009年1-6月(上期)にピークに達 したと述べていた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE